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十四章のあらすじと登場人物



 いよいよ国際会議の日取りも決まり、ディールは若手の騎士達三人と最強の女三人を連れ、会議が開催されるサマルキアの王都へと向かう。

 一旦は全ての話し合いが纏まり、残すは調印式のみとなったが。サマルキア国王レイチェルと弟のスネイクは完全に納得していた訳ではなかった。

 一日目の会議が終わり王達が各迎賓館に帰っていく中、ディールは仇敵であるアルフカンド王国の王子に声をかけられる。決闘を申し込まれた彼は、マギの買ったばかりの剣を使い、常人離れした強さを持つ王子をも圧倒した。

 万が一折れてしまった場合、自ら作り直すと言われていたマギは、むしろ折れる事を期待していたが。結局折れる事なく試合は終わりガッカリする。しかし、常人離れした王子の斬擊に耐えられるようにする為、剣は既に強化を施されていた。

 調印式の直前になって、急に約束を反故にしようとするレイチェルだったが。正論をぶちまけたディールは、この時初めて兄達に対して反抗をした。

 結局アルフカンド王の仲介により、約束は守られる方向で話しは纏まる。調印式も無事行われ、大陸大同盟とグリーラッドの独立は果たされる事となった。

 その後、魔道国家オスタリアに有るウィーネ魔法学園の理事長から声をかけられたディール。理事長の正体がバラクで有る事を知り、更には彼の口から魔王爆誕の物語を聞かされる事になるのだった。



十四章の登場人物



アルフカンド王


 冷静沈着でわりと人間的にできた王。会議中大事な場面で周囲の意見を纏める発言をし、大きな役割を果たした。

 調印式前の二国間会談にオブザーバーとして参加し、最終的にレイチェルの主張のおかしな点を見抜き彼を黙らせた。



ジークフリード(ジーク)


 アルフカンド王国の第一王子。年齢は22歳でディールと同い年。血の気の多い性格だが、口だけではなく実際に常人離れした戦闘能力を持っている。

 七年前に起きたメルトの戦いに初陣として参加しており、その時に味わった恐怖から己の力を磨いてきたようだ。

 ディールに決闘を申し込み完全敗北するも、彼に十分実力を示したと言わしめた。



ラゲルザ


 バラクの娘。レオンが弟のマルスに最終決戦を挑んだ際、援軍に駆けつけたバラクの軍に参加していた。その戦いが彼女にとっての初陣だったが、それ以降も数多の戦いに参加し女だてらに武勇を轟かせていった。

 息子を生んだ事を父に黙っていたが。反乱の失敗を予見した彼女は、子のアルフを父の元に預ける。

 一旦は王国との和解に成功したかに見えるも、それは王国の策略であり、彼女は騙し討ちに遭いその生涯を閉じる事となった。



アルフ(魔王アスモデウス)


 ラゲルザの息子。祖父であるバラクの元に預けられた時の年齢は、二十歳である。アスモデウスとしての現在の年齢は四百歳以上と推定される。

 元々老化しにくい種族だが、特に魔法で若作りしているようで四百歳を超えた現在の姿もかなり若い。

 祖父に預けられる以前から、天才的な魔道士だった。

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