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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.4
94/132

Episode.12


ごくっ ごくっ

「くぅーーーっ!しみるぅ!」



  じーっ



「ん?なに?」


  「おじさんゲップしないかなぁって思って 笑」


「やんないって 笑」


   げっっぷ


 「翔くんがしてるし 笑」


  「翔がやるとフツーにきたないからやめて 苦笑」


   「生理現象、生理現象」


 「ふっ 笑」

 「昔の希とおんなじこと言ってる 笑」




「ふうぅぅ~」


「みんな大丈夫?疲れてない?」


  「わたしは大丈夫」


   「俺結構きてる 苦笑」

   「情報量ありすぎて、

    俺の頭じゃ処理しきれねぇ~」


「ふふ、私もホントに『ボーン!』ってなりそう 笑」


「でもここはうちらの頑張りどころだから」

「その真っ只中にいる恩人を助けなきゃ、だから」


   「そだな」


   「でっかい借り、全然返してねぇからな、俺」


  「うん、わたしも全然返せてない」



 「ありがとう、みんな…」


「お礼の気持ちは、終わるまでとっておいて」

「じゃないとうちら、本気出せないから 苦笑」


   「なにかとノンを頼ってたからな」


「それにノンは、

 ぶっつけ本番での大仕事が控えてんだし」


  「Mika.のアルバムに、

   悲しい後ろ姿は残したくないしね」


   「だな」


 「ぐすっ…うん」


「泣くのも終わりまでとっておいて」


「どうせなら、嬉し泣きのほうがいいじゃん」


 「うん…そうだね」



   「うっし!」

   ぱんぱんっ!


   「気合い入った!」


「気合いの入れ方が、超体育会系 笑」


  「翔、バスケバカだもん 笑」



   「『バスケバカ』って…

    地名ありそうじゃね? 笑」


  「ん~…イタリアとか?」


   「このワイン、イタリアの

    バスケバカ地方のやつだってよぉ」


  「ありそう~ 笑」


「やっぱおもろい夫婦だ 笑」




「んでだ、助っ人2人が来る前に、

 杉下理紗のこと話すけど」


「ん~、どうやって話したらいいんだろ…」


   「そこはノンみたいに、アウトプット頑張れ」

   「そしたら沙織が分かりやすいよう、

    そしゃくしてくれっから」



  「ん~…希のデータ変換は、

   ちょと自信ないかも 笑」

  「希、ちょー感覚派だから」


 「希、『ほぼ』だもんね」


   「なんだよ、『ほぼ』って」

「ああもう、それはうち帰ってから嫁に聞いて!」


「あのね、私が仁美さんに誘われて

 入ったサークルってのがね、

『創造したい会』っていう名前の、変な人の集まりで」


   「『そうぞうしたいかい』?」

  「名前だけでじゅーぶん変 笑」



   「『騒々しい大会』なら結構あんぞ」


「『そうぞうしいたいかい』?」


  「このイタリア男は、女子の黄色い声援を

  『騒音』って認識してんの 笑」


 「ふっ 失笑」

 「『イタリアおとこ』笑」



   「ノンに鼻で笑われたぞ、俺 笑」


「『創造』ってクリエイトの創造ね」


  「あ!呼びかけっぽい感じか!」


「そそっ!」


  「余計ダサい 笑」



「森田くんってゲームするひとぉ?」


   「ああ、わりとするほう」



  「『わりと』じゃなくって『ばっか』でしょ」


 「ふっ 失笑」


    「ほら!またノンに鼻で笑われ

「夫婦漫才もうち帰ってからにして!笑」


   「客あっての漫才だろ~」

  どすっ

   「痛っ!?」

   「DVだDVぃ~」


  「話進まないでしょ」


   「沙織のほうが先に

  どすっ!

   「ゔ…」

   「今のはマヂのやつ…」


   「すんません…」



「じゃあ森田くん、

『グレイスオブゴッド』ってゲーム知ってる?」


   「うん、超売れてるシリーズやん」

   「知らないやつなんていないだろ」


「そのゲームのアイデア出したの、うちのサークルなの」


   「え!?マヂで!?」


「そん時は私まだいなかったんだけど」

「それ開発した会社で、バイトしてたサークルの人に、

会社側からアイデアの発注があったみたいで」


 「アイデアを生み出すサークル、か」


   「すげー…」

  「わたしゲームやんないから、

   全然凄さがわからない 笑」


   「今作ってる2で、

    何森遥架がヒロインの声やるんだぞ!」


  「え!?それすごっ!」


「でね、陽介氏が思いついた『吹奏楽』の

 アイデアを、次にカタチにすることになって」

「私が呼ばれたのもそれこそ、

『ほぼ』のおかげみたいなもんだったし」


   「?」


「補足説明、帰ってからよろしく!」


  「(>Д<)ゝ”ラジャー!!」


「杉下理紗はそん時協力してくれた吹奏楽団の団員で」

「陽介氏の恋人だったの」


   「元カノか!」


「悪い予感ってのはそこで」

「杉下理紗はまだ、

『元』だとは思ってない可能性が高いんだ」


「付き合ってた時に陽介氏がいなくなっちゃったから」


  「…ちょっと今、チキン肌たった…」


   「でもよく健治さん見つけたなぁ、その女」


 「Mikaさんがテレビ出演した時に

  健治さん、後ろで演奏してたの」


「あ!わたしそれ見たかも!」


 「杉下さんが来たの、

  その時に告知したライブだったから」



「行方不明だった恋人が、テレビに出てるのを

 偶然見たら…もうそれ、号泣もんでしょ」



  「でも会いに行ったら自分のことは忘れてて」

  「別の恋人まで作っちゃってた…」



「11年分の想いが憎しみに変わるには、

 じゅーぶん過ぎる展開でしょ」



   「(;´∀`)…うわぁ…」

   「俺もサブイボ出たぁ…」



 「でも杉下さん、

  そんなことするような印象はなかったけど」


「うん、だって杉下理紗って、

 ちょー外面美人だもん」

「私も、周りの人もずっと騙されてたし」


  「騙されてたって?」



「優等生風をずっと装ってたんだけど、

 中身は超尻軽女だったの」


 「なんでそれが判ったの?」


「その楽団、うちのサークルとは

 別の大学だったんだけど」

「陽介氏がそっちに行った時に、

ズキューンってなったみたいで」


「でもね、そん時既に、

 そこの指揮者と関係があって…」

「その人にカノジョがいんのに」


   「浮気相手ってやつか」


「ううん、それだけじゃなくって」


「その人がカノジョと、婚約して結婚して…

 それでもずっと関係は続いてたの」


  「げっ!?ダーウィンじゃん、それ」

   「なんじゃその『ダーウィン』って」


  「浮気から不倫に『進化』してるってこと」


   「わっかりにくっ!」


「しかも、不倫しながら陽介氏に

 ロックオンしてんのに」

「陽介氏の親友にまで手ぇ出したんだよ!怒」


  「なに急に怒ってんの?希」


「だって、その人が私の元カレだったんだもん」


   「げっ!?」

  「まじで!?」


「別れたのもそれが理由だったし」



 「じゃあ、その人がこれからここに来るって事?」


「そう」


   「(;´∀`)…うわぁ、それ知ってからって」

   「超会いづれぇ~…」


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