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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.4
93/132

Episode.11


 「ひと息入れる?」


「ううん、大丈夫」

「杉下理紗が相手だったら、

 その時間もちょっと勿体無い」


   「そんなヤバい女なのか…」


「助っ人2人に連絡ついて、

 こっち向かってもらってる間に、

 あの女のことは話すから」


   「お、おう…」




「あ、もしもし、仁美さんですか?」


「私」



「そうです!お久しぶりです!」

「あの今、っていうかこのあと時間ってありますか?」



「あっそうなんですか…」



「でもちょっと、

 どうしても今日でないとダメな感じで」




「実は…」

「陽介氏の行方が分かったかもしれないんです」



「はい」



「今、高校の同級生何人かと一緒にいて」


「そのうちの1人の相談事を、

 みんなで聞いてたんですけど」



「話の中で陽介氏らしきひとが出てきて」


「まだ確定ではないんですけど…」



「でもその話、杉下理紗も絡んでて」




「はい、『あの』杉下理紗です」



「なのでほぼ、

 陽介氏だと思っていいかもしれないです」



「はい」


「で、仁美さんのチカラをお借りしたいと思って、

 それで電話したんです」



「あ、ホントですか!」


「じゃあその間に拓也に連絡するんで」


「はい」


「なんか急にすみません」


「ありがとうございます」


「はい」


「じゃ後ほど」



 「なんだって?」


「夜に打ち合わせが入ってるみたいなんだけど、

 それを別の日にずらしてもらうよう頼んでみるって」


  「すご…」






「あ、もしもし?」


「あのさ、今さ、霞町の『アルソル』にいるんだけど」


「今から来れる?」



「あのね、陽介氏、見つかったかもしんないの」



「だから陽介氏が見つかったかもしんないの!」


「うん」


「そう」


「うん」


「さっき仁美さんにも連絡して」

「こっちに向かえるよう、今調整してもらってる」


「うん」


「お願いします」


「うん」


「じゃああとで」



  「なに?ちょっと希の苦手な人なの?」


「ん?」


 「『やだー!』って時の顔に

  思いっきりなってたから」


「ああ 苦笑」


「今のは元カレ」


  「え!?別れたてホヤホヤの!?」


「ちがうちがう」

「11年前にちょこっとだけ付き合ってた、

 …最低な男」


 「でも、今日は大丈夫とか聞かなくて平気なの?」


「へーきへーき」

ブブッブブッ…

「小学校の先生やってるから」



「はい、もしもし」



「よかったぁ~!!」


「無理言っちゃってすみません」


「えっと場所はですねぇ」

「霞町の北口を出ると、商店街があるんですが、

 その商店街の中の左手に、薬局があって」

「そこ曲がって直ぐのところの、

『アルソル』って喫茶店にいます」


「そそ、その商店街です」


「はい」


「拓也も来ます」


「はい」


「ホントありがとうございます」


「はい、ではまた後ほど」



「…ふうぅぅ」

「よっしゃー!!」


「助っ人ゲット!」


         「はいよ、これ冷えたやつな」


「あ!マスターありがとう~!」


 「お疲れさま」


   「やっべ、有名人に会える…」


  「何言ってるの、

   翔だって『一応』有名人でしょ?」


   「あ、そだった」


 「くす 笑」



 「本当みんな、ありがとう」


「いやいや」


「森田くんも言ってたけど、

 これはお世話になりっぱなしだった、

 うちらの恩返しなんだから」


「ねぇ?沙織」


  「そうだよ」

  「私と翔の、恋のキューピッドもしてくれたし」


  「やっと来た恩返しのチャンスなんだもん」



 「うん、ありがとう」



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