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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.4
89/132

Episode.7


  「でさっき希、『本腰入れる』って言ったけど

   …具体的にどうするの?」


「その前に、ノンにひとつ聞いときたいんけど」


 「なに?」


「健治さんと杉下理紗はもう会ってるの?」


 「うん」


「会ってんだ!」


  「でもそれで済まなかったからノン、

   集合かけたんでしょ?」


 「うん」

 「「『まだ確認する必要がある』ってのを

  確認できた」って健治さん言ってた」


   「もうすでに分かんね 笑」


 「健治さんってね、

  ご飯食べに行くといつも決まるのが早いの」


「「決まるのが早い」って…なにが? 笑」


 「メニューを見て悩んだりは殆どなくって」

 「もう、目に留まったものを

  注文してるって思うくらい早くって」

 「いつも私の方が急かされるの」


「そういう『早い』ね!」

「でも割とノンも決めんの早かったよね」


  「うん」

  「で、いっつも希がビリだった」


「ビリ言うな 笑」



   「でもその「決まんの早い」ってのと

   「確認なんちゃら」ってのは

    …どこでどう繋がんだ?」


 「杉下さん、「決まるのが早い」事、知ってたの」


   「ふーん、じゃあ一緒に飯は食った事あるんだ」


 「それがね、話の中でバイト先が

  一緒だったのが一応判明はしたんだけど」

 「健治さん、そのバイト先では、

  男性社員の人以外とは一緒に食べた事なくって」


  「じゃあその「バイト先が一緒」ってのは

   ウソじゃん」


 「うん」


 「だからね、なんでそんな嘘をついたのか

 「確認する必要がある」って」

 「健治さん、そう言ってた」


「バイト先が一緒ってウソついてんのに、

 決めるのが早いことを知ってた…」




   「んー…」


   「なんか俺、全然分かんねぇんだけど」

   「健治さんは、なんでそんな

   『キショい女』の事、そんなに気になんだろ」


  「ん?」


   「だって見覚えのない女がいきなり

    ライブ観に来て、わざわざ声かけてきて、

   「バイト先が一緒でした~!」ってだけで…

    フツー飯食いに行くかぁ?」


じーっ  じーっ  じーっ


   「な、なんだよ」


  「翔、今の、超ファインプレイ」


   「へ?」


 「多分私達だけで話してたら、

 その思考は思いつかなかったかもね」


「うん、『男側の視点』ってやっぱ大事だね、

こういう時って」



「じゃあじゃあ森田くん、

 もしその人とご飯行くことになって、

 その人が言ってた繋がりがどうやら

 ウソっぽいってなって…

 森田くんの癖とか知ってたらどう思う?」


   「やっべぇってなって、冷や汗ダラダラ出て…

    どうやってこの状況から逃げようか考える」


 「でも自分の癖を知ってる事気になったりしない?」


   「しないしない!」

   「「なんでそんな事知ってんだ!?」って」

   「もうそれ

   『ストーカーに会いましたレベル』だろ」


  「確かに」


「でも健治さんはそうならなかった…」







           「なんか横から悪いけどよぉ」


「なに?マスター」


   「そのケンジって男は、思い出せねえ過去でも

            なんかあるんじゃねぇの?」


  「そっか!」

  「思い出せない過去に

   関わってるかもしれないって思ったから、

   翔のように『キショい女』とはならなかった」





「スゥーー…はぁぁぁ」



  「ん?どした?希」


「またちょっと別の予感が…」


   「げっ!?またかよ!?」


  「今度はなに?」



「ノン、健治さんって今いくつ?」


 「私の3つ上だから…33」


   「33?34の間違いじゃね?」


  「ノンは早生まれなの」


   「あ、そういうことか」


  「『相棒』の誕生日も知らないんだ」


   「うん、知らねぇ」


  「ホントに女としては見てないんだね 笑」


「健治さんの免許も写メしたって言ってたよね」


 「うん」


 「これ」



じーっ


「うわー…」


   「ん?…どした?」


「どっちだろ…」



「…11年経ってるからなぁ~」


  「11年?」


「ノン」


 「なに?」


「健治さんと杉下理紗、次会う約束とかしてる?」


 「…うん」

 「向こうから連絡があって」


 「来週会うことになってる」


「次もご飯に行くの?」


 「…ううん」

 「「大事な話があるから

  2人っきりで話したい」って」


「あ~…そうきたかあ~…」


「っはあぁぁぁ~…」



「大丈夫か?緑川」



「…あと2人、助っ人呼んでいい?」


 「うん、いいけど」


「もしかしたらぶっつけ本番で、

色々やってもらう事になるかも知んない」


  「そんなやばい感じなの!?」



「まだ憶測でしかないから、

 なんとも言えないんだけど」



「私の予感が的中してたら…かなりヤバいかも」




   「マヂか…」




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