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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.3
73/132

Episode.20


  「その女、ストーカーとかですよ、絶対!」


 「…でもなんだか知り合いみたいだったし」


  「ストーカーって、妄想で知り合いになって、

   恋人だと信じて疑わない人もいる

   って言いますし!」


「うーん…」

「アタシはそのあとの、

 健治さんの挙動の方が気になるなぁ…」


「『熟年夫婦』の旦那が、

 いきなり暢子の手ぇ握って救いを求めたんだよ」

「思い出したくない過去とか

 ありそうな感じじゃない?」


 「最初の頃健治さんとお話した時、

  過去は詮索しないでってニュアンスの事を

  言われたんで」

 「私自身、人の過去には拘らないので、

  その時は了承したんですけど」


 「あまりに動揺してる健治さんを見たら、

  私もなんだか不安になっちゃって」

 

  「健治さんって昔の話、全然しないんですか?」


 「うん、全く」


  「いいなぁ~」


「へ?」


  「私の彼氏なんてすーぐ、昔の自慢話ばっかり」

  「少年野球でバンバンホームラン打ってたとか、

  中学で第二ボタンの取り合いになったとか」


  「「ふーん」しか言えない話

   ばっかするんです!」


  「しかも、自分がもらったラブレターとかを、

   自慢げにわたしに見せるんですよ!」

  「もう全然意味わかんない!」


「はいはい、愛菜ちゃんも色々あって大変だねぇ」

「そのいちご大福食べていいから」


  「やった!」


  ぱくっ


  もぐもぐ…

  「んふふ~♡」


「幸せそうに食べるねぇ、愛菜ちゃん」


  「はい!幸せです^^」


「その切り替えの早さが羨ましいよ」

「ねぇ、暢子ぉ」


 「はい、本当に」


「本人が話したくないなら、自分で調べちゃえば?」


 「でも…」


「そういうところが真面目すぎんのよ、暢子は」


「健治さんの事、

 本気で好きなのは誰が見ても分かるし」

「ねぇ、愛菜ちゃん」


  「はい!暢子さん、

   健治さんにマヂぞっこんです!」


「別に相手の悪事を暴こうっていう

 わけじゃないんだし」

「不安な気持ちを少しでも取り除いてあげたい

 っていう、愛情からの行動なんだから」

「どんな過去でも、

 健治さんへの気持ちは変わらないんでしょ?」


 「…はい」


「どんな過去でも受け入れられる覚悟があんなら、

 きっと健治さんの不安を拭い去ってあげられるよ、

 暢子なら」


  「暢子さん、私も応援します!」


 「ぷっ 失笑」

 「愛菜ちゃん、ありがとう^^」


  「灯里さんなんかわたし笑われちゃいました!」


「口の周り、粉まみれだもん 笑」


  「あはは…笑」


 「灯里さんもありがとうございます」


「いいのいいの、

 暢子からは結構いろんなアイデア貰ってるから」

「でも探偵雇ったりとかは、やり過ぎだからね 笑」


 「ふふ 笑」

 「自分のできる範囲で、ですね^^」


  「わたしもできる範囲で協力しますんで、

   こき使ってください!」


 「ありがとう^^」


「じゃあ、アタシが早速、

 愛菜ちゃんを扱き使おうかなぁ」


  「え!?」


       「仕事部屋の整理手伝って」


                ガチャッ!


  「だから整理じゃなくって大掃除…」


              「なんか言ったぁ?」


    「いえ!なにも!」





 「…ふぅ」

 「どっから調べよ」


   「あ!こっちの仕事疎かにしたらダメだかんね」



 「はーい」


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