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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.2
52/132

Episode.29


                    コンコンッ



「はーい」


                  「陽介で~す」


「どうぞー」



                 ガチャッ キィ~



「ちょうどよかった」


                     「ん?」



「来年の演奏会の構成をどうしようかって考えてて」

                    パタンッ


        「今年がまだ終わってないのに?」


「そっ」

「今年がまだ終わってないのに 笑」


「今年はまだ

 陽介くんの『企み』は秘密にしておきたいし 笑」

「だから今年は『敢えて』譜面台立てて、

 今までっぽい感じを…

 みんなで演じるつもりでいる 笑」


 「坂口画伯も結構そういうの好きっすよね 笑」


「まぁ…さのっちのダチだからね 笑」


    「でも今の仕上がり具合からすると

    演奏会丸々ってのは難しいかなと」


「そこなんだよぉ」

「今の一年生や来年入ってくるコたちにも、

 演奏する機会は用意してあげたいって思うし」


「一年生なんか入ってきた早々、

 今までの価値観ぶっ壊されたからね 笑」


     「なんかすんません(;・∀・)」


「いやいや逆に感謝してるんだよ、陽介くんには」



「楽団入って今まで積み上げたもんをぶっ壊されて、

 違うアプローチで吹奏楽に向かい合う」


「そのおかげで吹奏楽部との違いが明確になったし、

 それを望んできてくれるっていう、

 今後の流れもできたと思うんだ」


「僕が言うのもアレだけど、

 陽介くんの企みが始まってからみんな吹奏楽を

 心から楽しむようになれたような気もするし」


         「じゃあ…」

  「お礼は『ミックス定食』奢りって事で 笑」


「あはは 笑」

「陽介くんのおかげで、とん風のミックスに

 クリームコロッケが追加されたからね 笑」

「今日合奏終わったら早速行こっか」


          「お!」

   「最近いけてなかったから楽しみ!」


「だからね、そう言う意味でも来年の演奏会って、

 結構ウチらのターニングポイントになると思うんだ」


「本州大吹奏楽団はこういう音楽をやってます!

 っていう、明確な意思表示にもなると思うし」


「段々と情景が見えてきたけど、

 今はまだぼんやりとって感じなんで」


  「でも来年になったらよりくっきりと、

     画伯のイメージする情景を

    音で伝えられると思うんすよね」


「そうだね」

「みんなの意識、

 相当変わってきてるって音聴いてて感じるし」


「だから逆に今年の

「今まで通り」を演じるのがむずい 笑」


           「はは 笑」


「まぁそれも込みでみんな楽しんじゃってるから…

 完全に陽介くんに育成されちゃったみたいだね 笑」


  「で、その俺の『企み』のやつなんすけど」

     「ちょっとアイデアがあって」


「お!そなんだ!」

「どんなの?」


「でもそれもある意味またぶっ壊しにかかるんで 笑」

 「ここでなく、合奏の時にみんなに話しますよ」


「うわー、こっから更にぶっ壊されるんだウチら 笑」


「なんかまたワクワクしてきたぞ!」


    「俺は久々のミックス定食に」

   「ワクワクが止まんないっす 笑」



                   コンコンッ


                  「杉下です!」



                 ガチャッ キィ~




                「今日の合奏は‥」


「1時間後にやるから、そうみんなに言っといて」


               (`Д´)ゞラジャー!!




                   パタンッ


    「じゃあ俺、希氏迎えに行ってきます」


「本当『ケッツァール』にハマってるんだね、

 希ちゃん」


        「もうサークルより

     あそこにいる時間の方が長いくらい 笑」



                 「また後で!」



                ガチャッ キィ~


「はーい」




                    パタンッ


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