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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.1
4/132

Episode.4



ピィ~~~~~♪














~~… プヒッ♪



「すうぅぅーーはぁ…」



「なんとか40秒いったあ…」


       「おー、頑張った頑張った^^」

     「んじゃ約束通り『ネック』に昇格ね♪」


「やた!」


            ガサゴソ…


「…もしかしてそれが」


        「そ、『ネック』^^」



「えー!伸びただけ!?」


「しかもちょっと曲がってるし…」

            ヌリヌリ…

「なにつけてんの?」


        「ん?『コルクグロス』」

   「これわたしんだから、自分のは買うんだよ♪」


「えー!自分で買うの!?」

     「あ、あと希が使ってる『リード』も、

       これからは自分で買ってね♪」


「Σ(`Д´ )マヂデスカ!?」


       「うん、『まじ』だよ^^」

         「マッピかして」


「はい」



「ちなみに…リードっていくらくらい?」


      「うーん、3,000円くらい?」

「たかっ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ」


          「5枚入りで」


「すくなっ!Σ(´∀`;)」


          キュッキュッ…

      「あと当たり外れもあるからね」

    「2枚いいのがあったらラッキーかな♪」


「なにその確率~」

「残りの3枚はどうすんの?」


       「自分で削って使うよ♪」


「まさかの内職!?」


「もう職人じゃん…」


          「はい^^」


「ん」



    「1分はまだ無理っぽそうだから…」


「…(ヾノ・∀・`)ムリムリ」


         「45秒いったら、

       ご褒美に楽器吹かせたげる♪」


「ホント!」


          「うん^^」


「よし!やったろーじゃないの!」




「はあぁあぁぁ…」


          「腹式、腹式!」

「あ、そか」



「スウゥゥーー…」





プッ、


プゥ~~~~~♪








~~~♪










~~♪









~~…プッ






…ププッ。。プ・・・



           「あはは 笑」

「すうぅうぅー…」


「ふうぅうー…」



「はぁ…はぁ…」



「いったでしょ!」

      「最後ちょーっと怪しかったけど…」

         「でもクリアー!♪」


「やった!」


          「それ貸して」

「はい」


        「んでこれ首にかけて」


「ん?」


「これはなにもん?」

         「『ストラップ』」

       「それで楽器を支えるの」


「そんな重いもんなの!?」

            ガタ…



         カチャッ カチャッ…


「うわぁやっぱカッコいいね、

 フル装備のサックス」


 

      「ふふ^^」






 「そしたら楽器のここに」

  「ストラップの先っちょをひっかけて」


「これ?」


 「うん」


「ここ?」


 「うん、そこ」



カチャ


「おんもっ!」


ごんっ!!


「いっった~い!」

「おでこぶつけた~!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」



 「あはは 笑」

 「ストラップ短すぎぃ~」


 「自分の口にマッピが来るよう調整してみ」



「…こんくらい、かな」



 「うん、そんくらい」


 「んで右の親指はここで、楽器支えて」


 「んでこことここと…ここ」






 「んで左の親指はこの、黒いとこで」


 「あとはこことここと…ここ」



 「そそ」




 「んで右の小指でこのキーね」


「え!?小指が1番重労働!?」



 「んで全部押さえて吹くと、低いドの音が出るよ♪」



「ふうぅ~」




「スウゥゥーー…」








ホーーー











「音出ぇなぁいぃ~!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」


 「あはは 爆笑」

 「やっぱ出なかったかぁ~」


 「低いドは出にくいもん♪」



「Sの沙織は出さなくていいよぉ!」



 「じゃあ」

 「左の中指以外離して吹いてみ」


「こう?」


 「うん、そう」




「スウゥゥーー…」





…ドーーー♪




「出た!!」


 「やったね!希!」


「うん!」




「…てか最初からこっちでよかったじゃん!」


「もー首痛ーい!」

「クチんなかも痛ーい!」


 「あはは 笑」



「疲れたぁ‥」


「ちと休むぅ」




「…ふぅ」

「ノンの吹いてる、ちっこいのがよかったぁ」


 「アルトはもう人足りてるからねぇ」

 「それか『バリサク』にするぅ?」



「『バリサク』って?」


 「テナーよりデッカいやつ♪」


「ぜーーーったいやだ!!」


 「あはは 笑」



 「のどかわいたでしょ、飲みもん買ってくるよ」

「沙織のおごりぃ?…」


       「もち!」


「やた!」


            「なにがいい?」


「シュワぁあってするやつ!」


                「りょーかい^^」


                 ガラガラガラァ…



                    「あのさ」

「ん?」

              「ひとつ聞いていい?」


「なに?」


          「3組に来た転校生の名前ってさ

「ああ~」


「えっとね、、、『もりた かける』、かな」


「1組にももうファンが現れ出したかぁ 笑」

              「ふふ、1組の女子

          目が♡になってるコ多いよ 笑」


        「『てーさつ』頼まれちゃった^^」

「沙織の情報収集力半端ないからねぇ」


                 「ありがと^^」

              「じゃ買ってくるね♪」

「いてらー」

                 ガラガラガラァ…




「ゔー、まだ首が痛い…(;・∀・)」




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