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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.2
37/132

Episode.14


            「おーい、理紗ちゃーん!」


「はーい(。>ω<。)ノ」


             「合奏3人見学あるから、

              椅子用意しといてー!」


「(>Д<)ゝ”ラジャー!!」



                   「さのっち」



                     「ん?」


           「さっきのはまだオフレコで」


                    「はいよ」


             「ガチのをやりたい人は

             部のほうに行ってるから」

      「多分いい反応は返ってくると思うけど」


            「初対面でいきなりだと…」

   「多分みんなキャパオーバーしちゃうから 笑」


「準備できましたぁー!^^」


                   「はーい!」



      「先にちょろ~っと紹介しとくから」


     「その後で入ってきて」


                    「はいよぉ」





「吉岡ぁ、連絡事項は?」


  「あ、今日は無いです!」


「理紗ちゃん、チューニングは?」


 「もう済んでます♪」



「今日の合奏を始める前に」


「僕が散々話題にしてきた、『あの』

 さのっちが、今日は来てくれてます」


     おおー!


           「なんか盛り上がってる 笑」


「さのっちのサークルの人も来てるけど…」

「みんな変に緊張しないように 笑」


      笑


           「僕が簡単になんか話すから」

       「2人は入ったらもう座っちゃってて」


「じゃあどぞぉー」

                     「はい」

                    「はーい」


    バタバタバタ…!


                 「何あの音!?」



          「みんな楽器持ってるから」


     「拍手じゃなくて足踏み 笑」


                「おもろーい^^」













          バタバタバタ…!


そーっと…

            「あ!」



            「えー」

    「温かい足踏みありがとうございます、

         佐野治です^^」

     「でも有名人とかじゃないから、

        ちと恥ずかしい 笑」


             笑


「さのっちは、ここではじゅーぶん有名人なの」


           「えーっと…」


       「『変態』で?それとも

        『心優しきドS』で?」


             笑


               「どっちも 笑」


         「なんだよぉ~」

     「じゃあもう話す事ないやん 笑」



       「えっと、好きな食べ物は…


        シーチキンとチョコ」

               「子供かよ! 笑」


            爆笑

「なんか漫才みたいだね♪」

 「だね」

                  「ふっ 笑」


          「ねぇ、変なひとでしょ?」


            はい!


     「そこは吹奏楽のノリで返事しない 笑」



「あは 笑」

            爆笑


     「じゃあ、さのっちには座ってもらって」


      「ほーい」


      「「なんかちげー」ってなったら」

        「遠慮なく口出ししてね」


             笑

  「ほーい」




     「じゃあ今日はオリジナルじゃなく」

   「ウチらの苦手なポップスを『敢えて』やろう」


            えー!



          「えー言わない」

    「練習でカッコつけてもしょうがないでしょ」



        「おやおやおやぁ?」

        「返事がないぞぉ~?」


            …はい


        「元気がないぞぉ~?」


     「元気があればなんでもできる!」

「ぷっ失笑」

          「いくぞー!」



      「いーち、にーぃ、さーん…」


          しーーぃっ!

 「爆笑」


 「さすが治氏のダチ 笑」














           どよーん…


「さっきまでの勢いが…」


           「んー…」

        「なんか違うよなぁ…」



       「さのっち、どう思う?」


  「グルーヴがゼロだね」


「うわっバッサリ 苦笑…」


        「だよねぇ、やっぱ」


       「僕嫌われたくないから、

     代わりにさのっちに言わせてみた 笑」


            はは…


「超かわいた笑い…」




       「えーっと」


    「縄跳びできないひとぉ」



            じろじろ…



      「んじゃスキップ出来ないひとぉ」



      そろ~


      「吉岡、スキップ出来ないんだ!? 笑」


             笑


        「縄跳びとスキップ、

   まぁ出来ない理由は色々あると思うけど…

    出来ない人の共通点はふたつあって」


    「ひとつは、チカラが入り過ぎてる事」


    「んでもうひとつは、意識し過ぎてる事」


     「自転車ってさ、初めてのときって、

    むっちゃハンドルを動かしまくるでしょ!」

    「逆にそれでバランスが取れないってのに、

    気付かないくらいあっぷあっぷしてる 笑」


             笑


          「あとはぁ…」

           「握手!」

 

             「ほい光一、握手」


                    「うい~」

                                                                                      がしっ


    「はじめまして、佐野です( ̄ー+ ̄)キラリ」


 「はじめまして、じゃないでしょ( ̄ー+ ̄)キラリ」


            爆笑


            「こん時にぃ」


  「まぁ医学部のひとは思うかもしんないけど…」


         「人差し指の第一関節が何°で」

           「握力が大体何kgで」


         「…っていちいち考えないでしょ」


     (゜д゜)(。_。)(゜д゜)(。_。) ウンウン



                     「んで」

       「いつまで握手してればいいのかな?」


             笑


        「アフリカ系アメリカ人」

     「いわゆる黒人の多くはクリスチャンで、

        教会でジーザスを讃えて、

      ゴスペルをクワイアしてるんだけど」


 「言動がミスター 笑…」



    「物心つく前からその環境にいるから、

       自然とグルーヴ感が出たり、

   ぐるんぐるんなフェイクとか歌えるんだよね」


   「それって要は…そんなひといないと思うけど」


  「物心つく前から縄跳びしてるようなもんで 笑」


             笑


        「掴み立ちの赤ちゃんが、

      突然スキップしたら怖いでしょ 笑」


             爆笑




         「英才教育ってのは、

     モノを認識したり言葉を話したり…」

  「人のデフォルトの機能と一緒に学習するので」

    「握手をするような感覚でドリブルとか、

    ラケット振ったりできるようになるんだよ」


            ほほ~


  「勿論、黒人のみんながみんな、クリスチャンで

  ゴスペルをクワイアしてるわけじゃないので 笑」

   「歌が下手な黒人も当たり前にいるわけで」




   「…なんか話が講義みたいになってきたね 笑」


             笑


      「長縄跳びってさ、回す人両方が

    むっちゃチカラ入れて回してたら、ぜってぇ

   「入れ!」言われても無理だと思うんだ 笑」


            爆笑


  「チカラを入れるとこと抜くとこ、それがあって

     初めて『お入んなさい』っていう

       余裕ができるんだよね」


         「その縄跳びの

    『お入んなさい』ってのがグルーヴ」


            ?


               「すんげーわかる!」

  「けどみんなには多分解かんない、それじゃ 笑」


          「そっか 笑」



            苦笑



 「曲には同時に幾つもの縄跳びが存在していて」

                     「お!」

 「イチ、にい、さん、しぃ ニィ、にぃ、さん、しぃ

  っていう小節の縄跳びもあれば」

 「いち、ニィ、さん、シィ にぃ、ニィ、さん、シィ

  っていう拍の縄跳びもあったり」


 「もっと言えば8分や16分音符の

  小さい縄跳びもあれば8小節や16小節っていう

  大きな縄跳びも存在してる」


 「でもそれを意識した段階で力が入っちゃうので、

  後天的にそれを養うには、

  その意識を限りなく無意識に近づけるしかない」


 「…って事ですよね?」


           ぽかーん…


          「…すご~い」


            「凄いな、ようすけくん!」

   「でもみんなにはそれはまだ未知の領域だ 笑」



            笑


             「類友ってやつだね 笑」


            爆笑



       「んじゃこの流れなら話しちゃうか!」


             ?


     「実はこのさのっちの愛弟子の、

   おかざきようすけくんが、ウチの楽団使って

    新しいものをやりたいって言ってるんだ」


            おぉ


      「ようすけくんは長い期間かけて、

       ウチらを英才教育したいらしい」


            おぉ!


      「みんな…ワクワクするでしょ 笑」



     (゜д゜)(。_。)(゜д゜)(。_。) ウンウン


           「みんなー!」

    「よーすけくんの子供になりたいかぁー!」


             おー!


    「スキップできるようになりたいかぁー!」


     「おー!」


     「あ」


「ぷっ失笑」

             笑


    「よーすけくんに育てられたいかぁー!」


            おー!


     「ニューヨークに行きたいかぁー!」



           おー!

「なにこの団結力は 笑」


         「いくぞー!」


     「いーち、にーぃ、さーん…」


          しーーぃっ!


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