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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.2
33/132

Episode.10


                ガラガラガラァ…




「あ、よーすけくん」

                ガラガラガラァ…





         チャリン チャリン♪


「久々の罰金 笑」

「しかも200円 笑」


      「仁美さんはなにしてたの?」


「ん?」

「ぎゃ・く・さ・ん♪」


      「お!アイデア妊娠したんだ!」


「んー…」

「想像妊娠かもしんない 笑」


「『なんかちげー』はあったんだけどね」

「「さて、それをどうしましょ?」って感じで 笑」


「ちょっと行き詰まってる」



           チャリン♪

「なに自分でいれてんの? 笑」


       「じゃあ、これから気分転換に」

     「アカペラを聴きにご一緒しませんか?」



「ふふ 笑」

「なーるほどね♪」


           「ふふ 笑」



「でもなんでアカペラ?」


           「ほら俺の、

       吹奏楽のやつが採用になって」


「うん」


    「治氏も前通ってた大学の、吹奏楽の人と

        話してくれてるみたいだし」


「うん」


  「言い出しっぺの俺が何もしないのもアレだし」

  「逆算のヒントも見つかるかなぁって思って」



「それでおさむしやB組に、

「アタシ誘って行けばいいのに」って

 言われて、ここにきたと」


      「…まぁ言われたのもあるんだけど」


「だけど?」


    「純粋に、仁美さんが隣にいてくれると

         嬉しいかなぁなんて」


          「…ダメ?」



「いいよ」

          「ホント!」


「うん、ホント♪」


           「や」

「や?」


      「やったぁー!!ヾ(≧∀≦☆)」


「あは 笑」

「超喜んでるし♪」


       「だってようやく慣れて、

       こうやって誘えるようにな






          ボッ!! 赤面 照


「再発してるし 笑」


        「だって仁美さん、

     いつもより可愛いんだもん…」



「ふふ^^」


    「じゃ観にいこ!」


            「う、うん」



                ガラガラガラァ…


                「あ、よーすけ」


           「なな、なに?」



     「手ぇ繋いじゃったりとかぁ、するぅ?」


           ボッ!! 赤面 照



        「さ、さ、さすがにそれは」


            チャリン♪


         「まだむ、無理です…」




                  「あは 笑」

「だよね♪」


               「行こ!よーすけ」

          

            「うん」


                  タタタタ…





             「よーすけ、ドアー!」




                   「あ」



                   タタタタ…




                ガラガラガラァ…



 


                   タタタタ…








                   ♪~~♪



 「うわっ、結構聴いてるひと多いんだね」


「一般の人も来てるから」


 「すごいね~」

 「アカペラって、初めてちゃんと聴いたかも^^」


「まだアカペラ自体そんな有名じゃないからね」


 「アタシもアカペラ知ったの、

  大学入ってからだもん」


 「そなんだ」



 「それにあんまテレビも観ないし」


「それは俺も一緒」



                    ♪~ッ!






じーっ

      ( ゜Д゜ノノ”☆パチパチパチパチ




「ふーん、音叉とピッチパイプと、

 グループによってルートの取り方が違うんだ…」



 「うーん…全然わかんない 笑」



「ピッチパイプって、歯車みたいなカタチしてて」

「全部の音を鳴らせるんだよね」


「パイプを「プー♪」って吹くから

 みんなに聴こえるんだよ」

「でも精度はよくないから、

 ズバリその音は鳴らせないんだ」


 「ふーん」


「ほら、あのコが手に持ってるやつ」


 「アレか!…でも歯車ってより

 『えへん虫』みたい」

 「色も茶色だし」


                   プーッ♪


 「ホントだ!「ぷー♪」って鳴った」

 「なんか可愛い音^^」


「音叉ってチューニングフォークって言うんだけど」

「まんまフォークみたいなカタチしてて、

 ひとつの音しか鳴らせないんだ」

「でも精度が高くってズバリその音が鳴るんだよね」

                    ♩~♪~

 「それはみんなに聞こえるの?」


「ううん、蚊みたいなちっちゃい音」


「多分一般に流通してるやつを使ってるだろうから、

 440Hzのラの音が鳴るんだけど」


「そこから曲のキーの音を取るから、

 絶対音感のある人がいないと結構難しい」


 「『ぜったいおんかん』?」


「音が鳴ったら、それがなんの音かすぐ分かるひと」


 「そんなひといんだ!?」




じーっ



「そっかぁ…アカペラでも

 楽譜に依存はしてるのかぁ」



 「ん?なんか言った?」


 「ううん、でもだいたいヒントはもらえた」


                   ♪~♩~

 「よかったね♪」


「うん」



「あのさ…仁美さん」


 「なに?」


「明後日、治氏と吹奏楽の人と、

 3人で打ち合わせするんだけど」


 「あ、それおさむしから聞いたかも」



「…一緒に行って欲しいんだ」


 「え、でもアタシ一般ピーポーだし、

  音楽もよくわかんないよ?」


「初めて行く場所だし、自分のを発表したりするから

 …緊張しちゃうかもしれなくって」

                    ♩~~


「でもドキドキしちゃうひとが隣にいてくれると、

 それ以上は緊張はしないかもなぁ…

 なんて思ったり 笑」


 「あは 笑」



 「いいよ^^」


 「一緒に行ってあげる♪」



「ホント?」


 「うん、ホント♪」


「や」

 「ここでは叫ばない 笑」



「あ、そか」


 「部室戻ろ!」

 「『逆算』のアドバイスとかして欲しいし」



「うん、じゃ戻ろっか」



 「あとは…」


「ん?」


 「よーすけがいつ『さん付け』で

  呼ばなくなるか、だけだね♪」



「うっ…」

「それはもう少しご猶予を」


 「( ゜Д゜)ゞ リョーカイ!! 笑」



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