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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.1
22/132

Episode.22


                    キキィー


               「とうちゃ~く!」


                     カチャ



               さすが杉っちょ



          女子に見つかる前に


     逃がしてくれた 笑



 「よいしょっと」



 「お、サンキュ」



 シュコッ



 ごくごくっ

 「っぷはあぁ」

 「やっぱ試合んあとのコーラ最高!^^」




 「どの辺で見てた?」


「・・・」


 「俺結構かつやくしたでしょ!」



「・・・」



 「…ん?」


 「どした?なんかあった?」



「…あのさ」


 「ん?」



「なんでこっちきてんの?」


 「へ?」


「翔ってホンット分かりやすいよね」



「あの自転車の持ち主と、

 待ち合わせてんじゃないの?」


 「!?」



「…なんでわたしに試合観て欲しかったの?」



 「…沙織が「俺のジャンプシュート

  見たい」って言ってたから」  


「それ、練習見れば済むはなしじゃない」


 「・・・」



「試合でカッコいいとこ見せたかったとか」


 「!」


「それで自分の気持ち伝えようとか」



 「!?」


「…ふっ 笑」



「わたし、ウソつかれんのキライなんだよね」


 「別にウソなんか

「『バスケできなかった理由』とか」


 「!?」



「…やっぱそっか」



「あとわたし言ったよね?

「カーストの上に目ぇつけられんのめんどー」って」



 「・・・」


「翔は、3年経ったわたしの姿を見て、

『ドキッ』てなっただけ」


「それに、翔の活躍する姿見て、

 わたしが『カッコよかった♡』ってなったら」

「それこそ翔の苦手な、

 ファンみたいになっちゃうじゃん、わたし」



 「・・・」




「…ふぅ」




「ノンはね、部活が一緒の…わたしの親友なの」


 「!?」


「あの自転車、ノンのだってすぐ分かったし」

「ノンがステップつけた理由も、今わかった」



「一緒に帰ってたんでしょ?」



 「…それはファンからかくまってもらって」


「それって、ノンを信頼してるってことだよね」



 「…分かんね」


「ノン、今日試合観に来なかったでしょ」



 「…それは、スポーツに興味ないって」


「それは『カッコいい翔くん』にも

 興味ないってことでしょ?」


 「!?」


「それって、目が♡の女子みたいに、

外見だけに興味があるんじゃなくって」


「翔自身に興味があるってことじゃない?」



「そういう風に接してくれるひと、

今までいなかったんじゃない?」



 「・・・」



「翔、ホントの事

 ノンには打ち明けられたんじゃない?」



「またバスケやれるようになれたのも、

 ノンのおかげなんじゃない?」




 「・・・」



 「ぬあぁあ、わっかんねぇぇ!」


「だったら行けばいいじゃん、確かめに」




 「!?」


「ノンも確かめたいんじゃない?自分の気持ちを」




 「・・・」



「ほら、さっさといったいった!」


     「え!?」



   「その答えは、

    ここで悩んでても分かんないって」


         「…でも」



       「なに翔、ビビってんの? 笑」


       「ビ、ビビってないって!(;・∀・)」



   「後悔しないようになんてできないんだから」



        「やれることはやれるだけやる!」






                  「…そだな」



               「ありがと、沙織」


                     カチャ

        「俺、やれることやってくるわ!」



               「いてらー♪」




                 「ありがと!」










「はぁ はぁ」











「はぁ はぁ」




   ドロボー追いかける警察並みに来るんだもん


    それだけ女の子のハートを奪ってるんだね

         通報しようかしら…




「はぁ はぁ」



           はい、帽子 

           お!助かるぅ


        「お!助かるぅ」って

     持ってきてって言ったのそっちだし



            …あと

            ん?

     自転車にステップもつけたから


         お!さすがぁ^^



「はぁ はぁ」






「!?」


キキィーッ!  



      にゃ~ぉ



「あっぶね…」


「またお前か…」


         にゃ~ぉ



「・・・」



「ふっ!」









「はぁ はぁ」





      …バスケ、やりたくないの?


           やりたいよ


          じゃやろうよ



「はぁ はぁ」




     情けないって自分で感じたんなら

      またボール、触れると思うよ


キィーッ



「はぁ はぁ」




       日曜、試合が終わったら、

      ここで話したい事があるんだ

    話したいというか、確認したいというか

         …伝えたいというか



「はぁ はぁ」


   日曜、試合が終わったここで、話がしたいの





「はぁ はぁ はぁ…」





「はぁ はぁ はぁ…」







「…のぼり坂きちいぃ!!」



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