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『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.1
19/132

Episode.19



               「ふっふふ~ん♪」


ドー、ド#ーレー…レ#ー♪



ミーファファ#ソソ#ララ#シドー♪



                ガラガラガラァ…



               「あれ?ノンは?」


「さっき部室行ったぁ」

                ガラガラガラァ…


ドー、ド#ーレー…レ#ー♪


      「半音も出来るようになってきたね♪」


「ああ~小指つるぅ~」





「やっぱ小指の扱いが不当だよぉ」


「他の指は押さえたキーから離れないのに」

「小指に仕事、押し付け過ぎじゃない?」


「しかも両方の小指だよぉ!?」


        「慣れると楽しいよ♪」


「しかも重いから」

「首にストラップが食い込んで、チョー痛い」


        「慣れると楽しいよ♪」


「これ慣れて楽しかったら、完全Mでしょ!」

           「ふふ^^」


「可愛く笑っても従わないかんね」



             「のぞみセンパーイ!」


「あ、なっちゃんの声だ」


                   タタタタ…



                ガラガラガラァ…



                 「のぞみ先輩」

「ん?なに?なっちゃん」


           「…なんかノン先輩が急に、

       部室の片付けし始めてるんですけど」


「ああ、気にしないで」


「好きなようにやらしといてぇ^^」

                   「はーい」


                ガラガラガラァ…


                   タタタタ…



     「なに?ノン、メモリ増設したの? 笑」



「今はじっとしてらんないんだってさ」


           「ふーん」


「ノンってさ、なんでも一度決めると、

 行動に移すの超早いんだよね」


          「そうなんだ」



「ノン、告白すんだってさ」


          「うっそ!?」


「でもなんかよくわかんないんだけど、

「付き合ってください!」っていう

 告白じゃないんだって」


           「なにそれ」


「私も「なにそれ」って言った」


「なんかね、『気持ちを知り合いたい』んだって」


      「『気持ちを知り合いたい』…」


「謎だよね 笑」



        「ちょっと分かるかも…」


「うそ!?」


            「あ」

   「『同じ!』っていう意味じゃなくってね」


「うん」


   「もし『一方通行同士』だったとしても、

      それを受け入れられるくらい

       『好き』なんだと思う」


「なにそれー」

「…って思うけど」



「…なんかノンっぽいかも」


          「っぽいよね」

        「私もムリだけど 笑」



         「でもさっき希、

   「行動に移すの早い」って言ったでしょ」


「もう「告白のアポ」は取ったんだって」


        「はやっ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ」


「試合あんの日曜なのに




 …って」





「あ」







           「あ~あ 笑」


「今の聞かなかったことにして!!」


         「わかってるって♪」

     「2人の友情、壊したくないもん^^」


「あっぶねー…(;・∀・)」



       「ノン、観に行くの?日曜」


「…それがさぁ、行かないんだって」


         「行かないんだ!?」


「ビックリするでしょ~、やっぱ」


       「好きな人が活躍する姿、

      観たいと思うのにね、フツーは」


「元々ノンは、スポーツに

 興味がないってのもあんだけど」



「『そういう好き』とは違うんだってさ」


        「『そういう好き』?」


「謎でしょ?」


    「うん、そっちはわたしも分かんない」


「『恋の天才』にもわかんなきゃ、

 私には到底理解できないやつだ 笑」


     「だから『天才』じゃないって 笑」


「ふふ 笑」




           「んで?」


「ん?」


       「さっき言いかけたやつ」



「あ」




    「聞いても聞かなくてもオフレコにするし」


     「でも希が話したくないって言うなら


       無理強いはしないけど?」



「沙織ちょーズルい」

「私が話したがってんの、知ってて言ってるでしょ」


           「あは♪」




「試合あんの日曜なのに昨日チャリ貸したんだって」


          「ん?なんで?」


「告白するとこ、ちょっと遠いんだって」


       「ノンもそこ行くのに?」


「ノンは歩いて行くんだって」


       「健気だねぇ、ノンって」


「私もおんなじこと思った 笑」


「なんか、「1人で歩いて行ったほうが、

 気持ちが落ち着くかも」なんだって」


           「ふーん」




                   タタタタ…


「あ!誰かきた!」


                ガラガラガラァ…



                   「希ー!」


          「やっほー♪」

               「あ、沙織もいた」


                ガラガラガラァ…


                

           「部室掃除してたら」


       「ほら!」

          「すごーい!」

「お!ジャラ銭だ!」


「いくらあんの?」



    「ちゃんと数えてないけど…

     3千円くらいはあるかも?」



「それ部費にまわす?」



    「これ一個いっこ誰が落としたかなんて、

     分かんないでしょ」


「そりゃまぁ…」


    「だからこれは見つけた私のもんって事で」


          「まわさないんだ 笑」


「でた、『真面目じゃない』モード 笑」



     「これ位いいでしょ^^」


     「これで今からファミレス行こうよ!」


「ホント!」

           「やった!」


        「でも追加のスイーツは自腹だからね」

     「ええ~、3千円あるからいいじゃん」


   「あれ?でもノン…」


                    「ん?」

    「今日チャリないでしょ」


                     「あ」


 

          「大丈夫」

      「わたしのステップついてるし♪」


     「さすが『恋の天才』!」

                  「ふっ 笑」


                ガラガラガラァ…


     「ノンに鼻で笑われちゃったじゃん 笑」



    「だって『チャリにステップ』だよぉ~?」


         「完全上級者じゃん! 笑」



           「ふふ 笑」





                  「沙織ぃ~」

                 「行くよ~!」


            「はーい!」





                ガラガラガラァ…


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