表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『Love Stories。』  作者: 日向理
Chapter.4
100/132

Episode.18


 「それで」

 「具体的に何するかは決まったの?」


「大体は」


「先ず、拓也の確信だけじゃ

『陽介氏=健治さん』ってのは断言できないし、

 そこを杉下理紗に見抜かれたら、

 作戦は成立しないって思ってて」


                     「うん」

   「不確定要素はなるべく無くしたほうがいいね」


「だからノンには、健治さんの

 本籍地を調べてもらおうと思ってる」


  「お?本籍ってのは免許に書いてなかったっけ?」


「あれ?マスター、免許持ってなかったんだ」


           「移動は電車で十分なんだよ」

        「それに車は維持費がかかるだろ?」


「免許ってもう、結構前からICチップが入ってて」

「それに本籍地の情報とか入ってるから、

 免許に記載はされてないの」

                  ガサゴソ…


               「あ、ホントだ」


「気づけよ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」


「直接健治さん本人に聞くか、

 委任状書いてもらって、住民票をゲットするか」


「あと…うちで働いてる桜ちゃん、

 イラストとか描くの超上手いから、

 最悪、委任状をうちらでつくることも出来るけど」


               「それ犯罪やん」


「でもそれ使って悪い事するわけじゃないし、

 色々終わってから、本人にそれ話せば大丈夫だよ」



 「そこは多分、私が健治さんに聞いちゃうと、

  私達が自分の知らないところで何かやってるって、

  杉下さんに突き止められる可能性もあるし」


 「だから、さくらさんの

  チカラを借りるほうがいいかもしれない」


 「私、印鑑ある場所は知ってるから」


「オッケー、じゃあ次あった時に

 「で」

 「これが健治さんのサイン入りの、MikaさんのCD」


 「何かのためにって、持ってきておいてよかった」


               「サイン入り?」

 「健治さん、サイン考えるの面倒だからって、

  自分の名前そのまま書いてるんです」


「ホントだ 笑」

「じゃあこれ、桜ちゃんに渡して作ってもらうよ」


    「でもなんで本籍地を調べる必要があるの?」


「陽介氏、いなくなって11年だけど、

 どんな形であれ見つかれば、

 実家とかに連絡は行くでしょ」


「でもそうではなく『落合健治』として生きてた」


「免許持ってたり部屋借りたりしてるってことは、

『落合健治』で戸籍があるってことだよね」


                 「あ、そっか」


「普通の人は、簡単に

 自分の戸籍とか変えたりはできないからさ」

「多分、記憶がない状態で保護されたんだと思う」


            「記憶喪失ってやつか」


「でも記憶喪失になったから、

 その先ずっと生活できないって、

 そういうわけでもなくって」

「そういう人って仮の戸籍を作れるの」


「でもね、仮の戸籍でも本籍地って必要じゃない?」


 「うん」


「だからそういう場合本籍は、

入院してた精神病院って場合が多いの」


      「へぇ~、希ちゃん色々知ってるんだね」


「いやあみんなで鍋つついてる間に調べたんです 笑」


 「という事は、健治さんの本籍地に

  記載されてる住所に行って、

  そこが病院だったら、ビンゴって事?」


「そういう事」


 「でもさっき希、仮の戸籍って言ってたよね」


「多分杉下理紗は、それを利用して、

 健治さんに復讐するつもりなんだと思う」


「自分の手で『落合健治』をぶっ壊すんだと思う」



 「え…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ