75話
1,800アクセスありがとうございます!!!
貴重なお高い食材をふんだんに使った料理を八歳の美少女が微笑みながらぺろりと平らげていく。
メイリーンの子どもとは思えない優雅なテーブルマナーのおかげで、見た目は軽やかに、そして特に音を立てることもなかった。
また、優秀な王城のメイドたちも空いた皿はさりげなく下がるので周りからは気付かれていないが、子どもとは到底思えない量を食べていた。
我が子の意外な一面を見て、侯爵夫妻は思わず小声で話しあっていた。
「まあ。あなた、メイリーンはこんなに食欲があったのを知っていまして?」
「いや、ここまでは知らないな。剣術を始めてからいくらか食べるようになったとは聞いているが…。」
「まあまあ、そうでしたの。それにしても、まあ。」
そう言って、母親のハンナは目を丸くして驚いていた。
高級料理を鑑定しながら食べているメイリーンは、両親の視線に気がついてにっこりと笑った。
「お父様、お母様。こちらのお料理は本当に美味しいですね。屋敷でも作れるように、食材や調味料についてできるだけ覚えておくようにしますので、今度、ぜひ試食につきあってください。」
「メイリーン。君は屋敷での食事のために頑張っているのだね。素晴らしい心がけだ。ありがとう。」
「まあ、まあまあ!我が娘ながら何という美しい心ばえ。誇りに思いますわ。いくらでも試食につきあいましょう。」
「え、ええ…。ありがとうございます。」
おいしい料理だから家でもみんなで食べたいなーと思うメイリーンだったが、親たちはメイリーンが家族に振る舞いたいから頑張ってくれていると受け止めた。
どちらも間違ってはいないのだが、メイリーンはどちらかというと自分が食べたいからつきあってね、くらいの気持ちだったので、両親の反応に少し驚いていた。
とりあえず、料理の許可が下りて良かった。
食材はここまで豪華じゃなくていいけど、調理法とソースの作り方は真似たいなー。
後で検索として、とりあえずは料理名だけでも覚えておかなきゃね。
こっそりと、アイテムボックスから取り出したメモ帳に控えつつ、るんるんしながら料理を堪能するメイリーンだった。
アイテムボックスを初めて使ったような?
お読みいただきありがとうございます。
ぜひ↓の☆☆☆☆☆より評価をお願いします!




