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5話

家庭教師のマクロンは、礼儀正しく、落ち着いた穏やかな人だった。



慣れてくると少しは冗談も言ってくれるし、カリキュラムは思ったよりもゆるっとしていて、お茶の時間をしっかりとってくれる。


住み込みで来てくれているので一緒にいる時間は長いのだが、相性が良さそうでほっと一安心できる相手だった。


「メイリーン様、私は驚きました。

7歳になられたばかりですが、すでに国語、歴史、地理、算術などの学問は学園を卒業できるレベルです。

このような方が存在するとは・・・本当に驚きましたよ。

こちらへ来てからまだ数日ですが、カリキュラムを見直すことになりました。少し早いですが、これからは魔法の勉強を始めたいと思います。」


本で勉強していたのもあるけれど、基本的には前世で大学まで出ているのだから、並みの7歳児と比べたら神童レベルだろう。


「魔法ですか?」


「はい、魔力は誰しも保有していますが、これが使えるようになるには、教会での洗礼が必要になります。

身体に宿る魔力がどのような属性を持つものか判定し、このように外にその魔力を出すことができるようになります。・・・ライト」


マクロンの手のひらから、3cm程のやわらかい光が丸くぼんやり浮かび上がった。


「これはライトという魔法で、その名の通り、光を放つものです。魔力の量で強くしたり、弱くしたり、することができます。」


便利なものだなと感心して光を見ていると、マクロンがこちらを見て微笑んでいた。


「こんな風に点滅させたり、強く光らせることもできますよ。」


チカチカと点滅したり、ピカッと光らせたり。魔法って面白いなと思った。


なんとなく、ライトセーバーにして遊ぶと楽しそうだと思いついたけれど、ここでは誰も元ネタがわからないだろう。


それから、マクロンは洗礼に行く前に、2日に分けて、魔法のあらましについて教えてくれることになった。


この世界でいうところの魔法は、火、水、土、風、聖、闇の6属性と無属性魔法をいうらしい。

無属性はいわゆる創造魔法で、高位の魔法使いでも高度なことはできないらしいけど、人によってはマニアックな使い道を思いついたりもするらしい。


錬金術みたいなことができたら面白そうだ。


どの属性に適性があるか、また、魔力量が多いか、その2点が魔法を使う上で重要らしい。


転生する前に、全属性とMP100なのは確認しているから、後は高位までレベル上げをしてみたい。


実際に魔法を目にしてやけにやる気の出るメイリーンだった。


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