49話
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改めてメンバーのおさらいです。
国王ヨハン
王妃ゾフィー
長男アウグスト
次男フェルディナント
三男エドゥアルト
メイリーンとの年齢差は
長男は5つ、次男は3つ年上、三男は同い年です
昼間の少し蒸したような暑さから一転して、心地よい気温となったその時間帯に夜風が涼やかに吹き抜けていった。
メイリーンは、久しぶりに熱気むんむんのメイドたちによるパーティーのための支度を終えた。
まだ子どもなのでそこまで締め付けのないドレスではあるが、それでもいつもよりは装飾がついていてなんだか重たい気がしている。
すでに顔を知っている相手とは言え、一度だけお茶会で話したことのある王子様のための誕生会はなんだか堅苦しそうな気がして、少しだけ面倒くさく感じていた。
正直言って、もふもふのシロちゃんとフレンチトーストでも食べていたい。いや、お昼寝もいいな。それならブラッシングもあり。
もはや、なんでもいいから、シロちゃんに抱きついていたい。
そんな妄想はもちろん叶わず、侯爵家の屋敷のエントランスには、父親も母親も揃ってしまった。
執事やメイドによって、馬車に乗り込み、そしてしばらくすると、王城へとたどり着いた。
相変わらず、大作の映画に出てきそうな豪奢で夢のような世界が王城に入ってすぐのところから奥に向かって連綿と続いている。
キラキラ、ピカピカ、美しく輝くシャンデリアや床の大理石、そして鮮やかな花々と一流の調度品たち。
これらを何度も見ることができるなんて、最早ありがたいことなのだ。それも、たった八歳の貴族令嬢という立場で。
物や人が多い環境などメイリーンの日常にはなかなか無い。せっかく経験値を上げることができる場なので、メイリーンは鑑定の魔法を使って歩いていた。
ほうほう、この花瓶は三百万円の価値があるのね。ひえー。割ったらとんでもないことになる。
え。このシャンデリアは一千万?ここの警備の人たちは責任重大すぎてかわいそう。
うわっ、あの人の大きな宝石の入ったネックレス、三千円だって。明らかな偽物じゃん。詐欺師に騙されたのかな。鑑定がないと怖すぎる。ドン引き。
ひたすらに小声で鑑定をかけまくって歩くメイリーン。侯爵夫妻は前を見ていてまったく気付いていない。
鑑定結果を知っても表情に出ないように心がけているが、積もり積もってとうとう笑いかけてしまい、必死に咳払いでごまかそうとした。
「メイリーン、どうかしたかしら?」
「いえ、お母様。少し喉が渇いたようです。」
「まあ。そろそろ会場に着くから、そこで飲み物をいただきましょう。大丈夫そうかしら?」
「はい。会場まであと少しなら大丈夫です。」
侯爵も侯爵夫人も心配そうにメイリーンを見てくるので、心底申し訳なくなって、何がどう大丈夫なのかわからないが、適当にごまかした。
そして、侯爵夫妻とメイリーンは新年祝賀パーティーと同じ、城で一番大きいと言われる広間に入った。
明日も更新します^_^
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