8話---森のなかで
お待たせしました!この話の投稿するときに遅れてしまいました!
光のレーザーとともに現れた少女はノレスとクレヴィさんをみると
「お前たちは魔物?それとも人間か?」
と質問してきた。質問にクレヴィさんが答えた。
「アタイたちは人間だよ。逆にあんたは誰だい?森にすんでいるのかい?」
「人間……か、私も人間だ。森に住んでいた。だが隕石で森の一部が焼かれ私のいた村は壊滅した」
「どこも壊滅しているのね。私もシルたちのとこも「天空の塔」の瓦礫で相当の被害が出たわ」
ノレスがそう言うと黒髪の眼帯少女は驚いた。
「お前たちも辛い目にあったんだな………」
「お互い様ってわけだな。あなたはここで何をしていたのさ」
クレヴィさんが尋ねると黒髪少女は一人で何をすればいいかわからなくなり、木の上で寝ていたみたいだ。それからノレスたちが来てこの成り行きになったみたいだ。
「私の村の人が生きているかもわからなくて、転々と散らばっていて。他の村の行き方が不覚にもわからなくてだな。よければお前たちに同行したい。どうだ?」
「まぁ、アタイは構わないけど、」
「あとはシルがいいって言うかだわ。とりあえず戻りましょうか」
クレヴィさんたちは仮拠点に戻るとシルたちに黒髪少女のことを話した。
「ふーん。そうか、俺も構わないけど属性とかあれば聞いておきたいな」
「私もいいよ!大丈夫!」
という事で、黒髪少女が同行することになった。
黒髪少女の名前は「ライト・シャドー」16歳で、属性は「光」と「影」だそうだ。
「光と影か……これまた珍しい属性だな。相殺し合う属性は俺と同じみたいだな。」
「色々まだ知らない属性がありそうね!」
「まぁ、とりあえずは夜になっちまう前に拠点を作るよ!」
クレヴィさんはそう言うとノレスを引っ張って出ていった。
「それじゃ、私のあの二人についていくよ」
「あぁ、ありがとう、ライト」
ライトも二人を追いかけていった。そしてなんとか簡易的ではあるが木の上に小さな家が完成した。車に聖都の議長がくれた食べ物や布があったのでそれを食べて布は葉っぱの上に被せて布団にした。
「アタイは車で寝ることにするよ。ここじゃ狭いだろうからねぇ」
「じゃぁ、私もそうしよう」
クレヴィさんとライトは車で寝ることになった。シルとリデア、ノレスが布団で寝るみたいだ。
「シル~はやく寝よう?」
「べ、別に私は車で寝てもよかったんだわ!」
「二人で寝なよ、俺はこっち寝るから」
シルはもう一つの布団を指差す。
「えーーーじゃぁー布団繋げよ!」
リデアはもうひとつの布団を繋げて寝ようとした。もう観念するか………シルは仕方なくリデアとノレスの間寝ることになった。
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夜中にまたシルは目を覚ますことになった。なにかが上に乗っているのだ。
「さぁ………お前のすべてをみせてもらおうか………」