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6話---黒き龍と宝石属性

シルたちをボロボロになっていた。


「強すぎる……」

「諦めちゃいけないよ!」


ドラゴンはシルたちを吹き飛ばし、尾で殴りつけ、炎で焼き付けた。


「ワレにひれ伏せぇぇえ!!!」


ドラゴンは咆哮するとワイバーンへと姿を変えた。


「と、飛んだ……」

「一か八かでアタイにまかせな!でも、鍵を握るのは結局シルだからねぇ!」


クレヴィさんはそう言うと


「アタイも持ってるんだよ!属性発動!『ジュエリーポケット!』」


クレヴィさんは手で前に空間をつくりダイヤモンドの雨を叩きつけさせた。


『ジュエリーダスト!』


「いや、今ごろ属性使用!?クレヴィさんもとの身体能力高すぎ!」

「その代わり、アタイは属性発動するとスピードが落ちるんだ。でも体力が無限に感じるような余裕がうまれるけどねぇ!」


どうやらクレヴィさんはスピード型じゃなく体力型のようなものになるらしい。


「アタイは早く動けなくなるからシルが取り柄だよ!」

「わかりました!『ウォーターアーム!』『ファイア・グランデ!』」


シルは右腕を変化させワイバーンドラゴンに火の左腕で攻撃した。


「そんなもの、痛くも痒くもない」

「じゃあ、これはどうだい!」


『宝石の針!』(ジェム・エギーユ)


クレヴィさんは手元から宝石の針を大量に発射した。


「ぬうっ……ワレが少し押されるとは……」

『カオス・イリュージョン!!』


シルは右手と左手を合わせると爆発とともに両腕は透き通る火の色をした水のような腕に変わった。


「なんだ……その物質は………!」

「教えてやろうか!いきますよ!クレヴィさん!」

「あいよ!!」

『カオス・イリュージョン!!』『ジュエリー・グランデ!』


クレヴィさんはワイバーンドラゴンに向かって手を宝石に変化させて腕を伸ばして殴りつけた。その反動でワイバーンドラゴンはシルのいる元へと飛ばされた。シルはゼロ距離で拳を放った。


『炎水流拳!!』(フェエルヴァッサァ・ヴィアベル)


「ぬああああああ!!」


ワイバーンは声をあげて倒れた。


「人間ごときがワレを倒すとはな……だが人間は滅ぶものよ…………」


ドラゴンは光に包まれて消えていった。そして消滅とともに聖都に光が戻っていった。壊れた家は直り、ドラゴンに捕まっていた人々が解放されていった。リデアも解放された。


「リデア!!」

「シ………ル……」


リデアはゆっくり目を開けた。


「気分はどうだい?」

「クレヴィさん……ありがとう…ございます………よし!大丈夫ですよ!心配かけました!」


リデアは立ち上がり元気よく言った。復活してくれてよかった。


「大丈夫だった?ヘンタイ」

「大丈夫だよ、そっちは大丈夫だったか?てかヘンタイじゃないしな」

「なんとかなったわよ」

「シル…なんかあるみたいだよ?」


リデアがドラゴンのいなくなった方を指差している。確かになにか落ちていた。


「うーーん、なんか黒いペンダントが落ちているねぇ」


クレヴィさんがペンダントを拾いあげた。


「なんだろうね。とりあえず私持っておこうか!」


クレヴィさんはリデアにペンダントを渡した。リデアはペンダントを鞄にしまった。


「よし、次は王都だな!」

「そうね、頑張るわよ」

「すいません、聖都を救ってくれたのはあなた方でしょうか」


城にすんでいたであろう執事の人が話しかけてきた。


「お礼がしたいと議長が言っているので下の階へお越し下さい」


シルたちは7階へ降りた。すると


「やあ、ありがとう。ドラゴンから聖都を救ってくれたんだね。えっと、名前は」

「シルです。シル・オサリエと言います」


シルたちは自己紹介を終え今までの道のりやこれからのことを話た。


「なにかお礼ができればと思うんだが、うちの機械の車を使っていただきたい。」

「馬車じゃなく、車!?そ、そんなものを使ってもいいんですか?」

「構わないよ、私はここでまだ完全に直ってない建物や人を助けなければならない。しかし、この聖都を救ってくれた君たちの手伝いをしたくてね。」

「ありがとうございます!」


シルたちは議長にお礼を言うと早速、車を使うことにした。


「で、誰が運転するのよ。ヘンタイが運転するの?」

「こういうのはアタイにまかせな!機械は得意だよ!」


クレヴィさんが車を運転することになった。そしてシルたちは次の目的地王都へ向かいはじめた。最終目的地はその先の「天空の塔」(シエル・タワー)!!



世界を救うために!






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