↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギフデッド~才能溢れる者達のコロシアイ学園旅行~  作者: 超逸材の感想募集家
チャプター3 クロ探し裁判編
94/207

チャプター3 お前はまだサツイを知らない クロ探し裁判編(3)春日春日の推測

 春日さんは目を閉じて考え込んでいたようだが、すぐさま考えがまとまったようで、目を閉じてこちらをじっと睨みつけているようであった。


カスガ・ハルヒ「……考えがまとまりました。今から少しばかり、面倒ではありますが、私の根拠について話させていただきましょう。

 "平和島望海が自殺した"と思う根拠について」



☆==Basis for Nozomi Heiwajima committed suicide==☆


カスガ・ハルヒ「まず、前提条件について話しましょう。後で無意味なヒーローさんとかに攻められたら、困りますので」


 そう言って彼女は背中のリュックサックから、大きなスケッチブックを取り出した。

 そのスケッチブックの端にはなんとも芸術家っぽいような文字で、《倉中りぼん》という文字が刻まれていた。


スズキ・シーサー「それ、倉中さん?」


ナカヨシダ・サユリ「にゃにゃにゃっ?! それはわたくし様の教え子のりぼんちゃんのスケッチブック?!」


カスガ・ハルヒ「必要となってくるモノは手に入れておく、それが戦場での掟って奴です」


 ……どんな掟、なんだろう?

 それを聞く前に、淡々とした様子で春日さんがスケッチブックを捲っていく。


カスガ・ハルヒ「まず登場人物、というか平和島望海さんが死んでしまった《昆虫の部屋》に居た人物について。そこに居たのは死んでしまった平和島望海さんを除くと、3人です」


 スケッチブックには、一番上にバツマークで平和島望海さんの名前が消されており、その下に3人の名前が書き連ねてあった。


【・久能環(ひきこもりおんな)

 ・中吉田さゆり(ねこかぶり)

 ・橋渡恋歌(へんたいへんたい)


 なんだか、すっごい悪意がありそうな感じで、ルビが書かれているんだが……。


クノ・タマキ「引きコモリ女……」


 じーっと、ちょっとばかり落ち込んだ様子で俯く久能さん。


ナカヨシダ・サユリ「にゃにゃっ?! わっ、わたくし様は猫なんて被ってないにゃんよぉ!」


 猫口調を残したまま、猫かぶりを否定する中吉田さん。


ハシワタリ・レンカ「……いや、なんかこう♡ アレですねぇ♡ ここまで露骨な感じで罵られると……逆に……こっ、うっ、ふっ、んっ♡ しますねぇ♡」


 ‐‐‐‐何故か逆に嬉しそうな様子の、橋渡さん。

 いや、何故お前は興奮してるんだよ。


カスガ・ハルヒ「殺された平和島さん以外で殺せる可能性があるとしたら、この3人の誰かでしょう。

 まっ、それでもこの3人に犯行は不可能でしょう。久能さんは人殺しできそうな性格ではございませんし、中吉田さんは平和島さんのせいで喘いでろくに行動できない状態。唯一、殺人ができそうな可能性があるとしましたら、橋渡さんでしょうか。まっ、今回の殺人方法だとそれが限りなくゼロに近いんですが」


 今回の平和島望海さんの、死因、か……。

 確か、平和島さんは毒殺、でしたか。


カスガ・ハルヒ「毒殺ってのは、他の殺人方法よりも圧倒的に自殺に使われる事が多いです。なにせ、毒さえ用意したら後は飲むだけで人生終わり、ばぁいばぁいなんですから。

 ‐‐‐‐今回はカップに毒を塗ったタイプだったんですが、それだからこそ彼女が自殺したと思った訳です」


ユキワリ・キョウヘイ「(彼女はカップに毒を塗った訳か。ならば、犯人は----)」


 カップに毒を塗った、というわけになる。

 それならば、犯人は誰が取るか分からないカップに毒を塗って、平和島さんを狙ったということになる、のか。


クノ・タマキ「うゥ、あれは本当に甘カッタデスよ……」


 久能さんはコーヒーの甘さを思い返したのか、本当に苦そうな顔でこちらを見ていた。


カスガ・ハルヒ「これが誰でも良いのなら、"誰かがカップに毒を塗った"で終わるんですけど、コレがありましたので」


 と、春日さんは今度は手紙のようなモノを取り出す。そしてそれを御剣さんに渡していた。


ミツルギ・ヒイロ「……ん? 俺に渡す、のか?」


カスガ・ハルヒ「……あなたのことは嫌いですが、それでも嘘をつかないことに関しては信頼、してますので」


 それを聞いて、御剣さんは嬉しそうな様子で、涙ぐんだ様子で手紙の封を切り始める。


ミツルギ・ヒイロ「その信頼は嬉しいな、うん。ありがとう、春日。ぜひ、読ませてもらおう。

 えっと……なになに? 【ミーこと平和島望海はショコラを殺してしまったことを反省し、潔く自殺を】って、コレ?!」


ヤマト・アユム「……?! その手紙、遺書?!」


タカナシ・アカリ「‐‐‐‐どこで、それを?」


 小鳥遊さんに言われ、春日さんは「テーブルの上に」とそう答えた。


カスガ・ハルヒ「平和島さんの死体に隠れるようにして、テーブルの上に置かれていました。これがあるからこそ、毒殺であったからこそ、私は自殺だと思った訳です。

 それにカップも4つあって、そのうちの1つしか毒が塗られていないので犯人だと----」



タカナシ・アカリ「ちょっと待ってください」



 と、小鳥遊さんが春日さんの反応に対して異を唱える。

 先ほど春日さんがしたように、目を閉じて、何かを考えているようである。


タカナシ・アカリ「1つしかカップに毒が塗られていない……それは本当、ですか?」


カスガ・ハルヒ「……? はい、可能性は全て潰そうと思いまして。一応、カップの方も全て調べまして」


 と、スケッチブックを捲って、彼女はなにかの表みたいなモノを出す。


【平和島望海ー毒ありーカエル

 久能環ー毒なしートンボ

 中吉田さゆりー毒なしーチョウチョ

 橋渡恋歌ー毒なしーミツバチ】


カスガ・ハルヒ「一応、調査は大事なので」


ヤマト・アユム「すっごいね……と、思うよ」


トキワギ・トオカ「ハルヒッチ、すっっごいよ! ……でも、これで何が分かるの? アカリッチ?」


 常盤木さんが疑問符を浮かべていると、小鳥遊さんが「やはり……」といった様子でこちらを見ていた。


タカナシ・アカリ「やはり、ですね。春日さん、あなたの推理は外れてます。

 ‐‐‐‐平和島さんは、やはり狙われて殺されたんです。それも、彼女1人だけを狙い撃ちで」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この度、続編を作る際のアイデアを出してみました
よろしければ、見て、"こういうキャラを出した方が良いんじゃない?"とか、
"こういう展開をしてくれませんか"など、意見があったら、教えてくれると嬉しいです

アルティメットギフデッド2 また会えたコロシアイ生活(仮)

続編を制作しております、よろしければこちらも是非
スーパーギフデッド2 ありがとうコロシアイ生活
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。