個別イベント「気まぐれ女神様」
本来、個別イベントってこう言う感じですよね。
意外な一面が垣間見えると言うか……。
出演キャラ
雪割杏平;【超逸材のスケット】
戦場ヶ原桂馬;【超逸材の棋士】
パチリっ。
パチリ、パチリっ。
ユキワリ・キョウヘイ「なにしてるの、戦場ヶ原さん?」
将棋などのボードゲームが置いてある遊技場ではなく、大型スパの前にて何故か将棋を打っている【超逸材の棋士】こと戦場ヶ原桂馬。
将棋を打っているだけなのだが、それが大型スパの前で打っているのがなんだか不安になってしまう。
センジョウガハラ・ケイマ「……おやっ、雪割殿か。雪割殿も大型スパに用があるのか?」
ユキワリ・キョウヘイ「戦場ヶ原さんは、大型スパに用があるんですか?」
センジョウガハラ・ケイマ「ふむっ、そうだな。実は……まぁ、雪割殿も興味がある事だろうから教えて置こうか」
「ふむ……」と、神妙な顔をしていた戦場ヶ原さんだったが、すぐに駒を盤面に置いてこちらを見つめていた。
センジョウガハラ・ケイマ「雪割殿は――――エッチは、好きかい?」
いきなりのぶっとび発言に、思わずふいてしまうぼく。どうしてそんな事を聞くんだろうと思っていると、怪しんで聞いていた。
だって、今までの彼の言動からして見れば彼は真面目であり、そんな事を言うような感じには思えなかったからである。
センジョウガハラ・ケイマ「ふむっ……聞き方がまずかった。いや、なにまさかそこまで雪割殿が女に興味がないとは思っても見なかったのでな。大抵の男性ならば、将棋と女性に興味があると思っていたのだが」
ユキワリ・キョウヘイ「いや、だって……いきなり、そんな事を聞くから。エッチが好きか、だって」
そう言うと、なにを言っているんだと明らかに可笑しなものを見るかのような目でこちらを見る戦場ヶ原さん。
そもそも何故、大抵の男性は将棋に興味があるという結論に達するのだろう。女性ならば分からなくもないが。
センジョウガハラ・ケイマ「雪割殿、確かに誠実である事は良い事だ。不誠実であれと、人々に迷惑な性行為をかけろと言っている訳ではない。ただ、興味があるかどうかを聞いただけだ。
今、吾輩の後ろには大型スパがある。そして大型スパと言うのは、普通の銭湯などの風呂とは違うのだ。どこが違うか、分かるか?」
ユキワリ・キョウヘイ「えっと……」
どこが違うか……やっぱり、電気風呂とか泡が出る風呂など色々な温泉施設がある所か? いや、それでもスーパー銭湯とかだったら、普通にあるだろうし……。
センジョウガハラ・ケイマ「答えはな――――女性が水着を着て入るところだ」
……最悪な答えだろう。
センジョウガハラ・ケイマ「良く、"不純異性交遊"という言葉を聞くだろうが、あれは可笑しな話だと思うのだ。生物は過去から異性に対して興味深々だろう? それなのに、不純も、清純もないと思うのだ。
勿論、人間には高度な知性がある以上、法規制に縛られているから、ある基準は必要となって来るだろうがなぁ。けれどもさぁ、この船のは男女水着着用らしい。故に別に女性の裸を見に行くという訳ではない、ただ女性達とさらにお近づきになりたいだけ。それのなにが悪いというのだろう?」
ユキワリ・キョウヘイ「開き直ってるな……」
そう聞くと、「開き直っているのではない、事実を述べているのだ」と言われてしまった。
センジョウガハラ・ケイマ「別に悪いとは言わないが、女性に少しは興味を示しておかなければいけない時が必ずやって来ると吾輩は常に思っているのだ。この船には魅力的な者が多いからな」
そう言って、1人ずつ名前をあげて行く戦場ヶ原さん。
センジョウガハラ・ケイマ「例えば、春日春日。彼女は普段は素っ気ないが、その分普段とのギャップが良いと思うのだ。きっと、彼女はちゃんとした手順の上で落とせば、きっとデレデレと俺の事を慕う良いキャラになってくれるはずだろう。恐らく、身体的なコンプレックス……たとえば胸が小さいとか、そういう事を悩んで良そうだしな。
例えば、小鳥遊灯里。彼女はなにか闇を抱えていそうだが、それを解消してやればこれ以上の心強い相棒となってくれることは間違いないだろう。相棒とするのも、恋人とするのも、どちらもよさそうだ。
……良いか、雪割殿」
と、そこでいつものまともな感じになった戦場ヶ原さん。
そして、ガシッとぼくの肩を掴むと――――
センジョウガハラ・ケイマ「女性と言うのは、いつも隣に居る訳ではない。必ず、なんらかの形で別れがある。その時になって、吾輩は後悔をしないと誓った事がある。
故に、キャラだとか、性格的におかしいとか、そういう事を言われようが、吾輩。
これだけは貫き通さねばならぬのだ」
「待ってろよー、女神たちよ! 吾輩はすぐ行くぞ!」と、そう大きな声で言いながら突っ込んで行く戦場ヶ原さん。
なんだか、彼の意外な一面を目撃したみたいだ。
【超逸材の棋士】戦場ヶ原桂馬
性別;男
才能カテゴリー;勝負
才能名;【超逸材の棋士】
容姿;薄緑色の和服に身を包んだ淡い藍色の髪をした男。その男は鋭く真っ直ぐに貫く視線をこちらに向けており、頭には将棋の駒をモチーフにした髪留めを付けている。
紹介;世界最高峰のコンピューターとの将棋バトルにて勝った実力を持つ【超逸材の棋士】。将棋の駒を触ると自然と勝つための道が分かるらしく、将棋の駒を使った実戦では無敗神話が語られるほど強いが、逆に駒を用いないネット将棋では驚くまでに弱い。将棋の駒を使った独特な例えをして話し、「棋士道精神」と称して正々堂々を心掛けている。
絆レベル1;【超逸材の棋士】戦場ヶ原桂馬。話しかけると、なにか遊ばないかと言われて、リバーシを楽しむ。しかし、ボードゲームならほぼ無敗の彼に勝てる訳もなく、だが楽しい時間だった。
絆レベル2;今日は彼の精神、「棋士道精神」について教えて貰う。正々堂々と、なおかつ相手の心を深く読み解くその術は、一日数日くらいでは理解出来ないらしいが、彼の正々堂々とした姿を見せつけられた日だった。
絆レベル3;戦場ヶ原のポケットから落ちたのは、なんと女性がたくさん載っている週刊誌。彼はエロに対しても積極的であり、彼のお勧めは和服が似合うスマートな体系の女性らしい。今日は彼の意外な一面を知れた日だった。
絆レベル4;彼が女性に対して積極的になろうと決めたのは、過去のトラウマのせいらしい。自分のライバルのことを気になっていたが、彼女とは疎遠になってしまったらしく、それ以来女性に対しても「あの時みたいにならないように」と積極的に関わると決めているらしい。
絆レベル5;大事な話があると呼び出されると、待っていたのは将棋盤を前に座る戦場ヶ原の姿。自分のことを本当に親友以上の存在だと思っており、なおかつこの先も親友であり続けたいと願っていると言われるも、将棋盤がないとそういう事を言うのが恥ずかしいと語る戦場ヶ原さんに、何故か笑みがこぼれるのであった。
プレゼント;【戦場ヶ原の髪留め】
・戦場ヶ原桂馬が髪留めとして使っている、桂馬の駒形の髪留め。本物と同じサイズであるとこだわりを持って作られているが、裏には元々の字が消されており、代わりに【成香】という二文字が刻まれている。




