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ギフデッド~才能溢れる者達のコロシアイ学園旅行~  作者: 超逸材の感想募集家
チャプター1 監禁船の四月は君の虜
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チャプター1 監禁船の四月は君の虜 (非)日常編二日目②

ゲシュタルト《ぐふふぅ……! しっかしまぁ、昨日なにも起きなかったのは【超逸材の死神】たるこのゲシュタルトにとっては、最悪の事態と言って良いだろう。オマエラが殺人をしてくれないと、こっちとしては張り合いがないからなぁ、ぐふふぅ!》


 ゲシュタルトは狼面を被ったまま、不気味に笑い、高らかに宣言を開始していた。


ゲシュタルト《オマエラはなんで生きていると思ってるんだい? 刺激だよ、娯楽だよ、コロシアイのために生きてるんだからねぇ。そんな面白可笑しな事をしてもらうために、ボクはオマエラを捕まえたんだよぉ!

 そう、コロシアイに向いている、ギスギスとした、ドロドロとした、16人の【超逸材】の高校生をねぇ。例えば――――》


――――犯罪者と接してカウンセリングする事によって、自身も犯罪者に近付いてしまった哀れな助言者。

―――あらゆる物を運ぶ際、あらゆる裏をも一緒に運んでしまった悲しき運び屋。

―――人々の平和を願いながらも、人に背を向けて生きている気の毒なゲーム製作者。

―――様々な絵を描けるが、それ故に証拠品偽造を疑われた不憫な絵師。

――――どんな世界の人間ともお菓子で、絆を繋げると信じた盲目なる菓子屋。

―――未熟ながらもまぐれで芸術品の価値を見極めた、偽りの鑑定家。

――――水の中でこそ生き生きと動き、漁という形でしか人間世界と関われない情けない釣り人。

――――将棋という遊戯を使ってしか人間と上手く喋れない、騎士道を勘違いしている嘆かわしい棋士。

―――人の身体を綺麗に飾り付け、偽りの姿に飾り立てる浅ましいメイクアップアーティスト。

―――自分の熱血で周りを巻き込み、無駄に走って球遊びをするだけの選手。

―――教育を極めているとも人生経験が豊富じゃないのに、上から目線で人に教えを叩きつける不憫な講師。

―――恋や愛という言葉に自分を誤魔化して、寂しさを愛で満たそうとする痛々しい一般人。

―――気象などという自分ではコントロール出来ない癖に、ただどうなるかを予知するだけしかない報告者。

――――ヒーロー番組などという子供騙しの番組で、自分という存在を誇示できない無価値な英雄。

――――自分の才能が分からず、ただ頭にある想いのみで生きている孤独な人間。

――――人を助けるという一方的な自己満足しか考えていない、弱弱しい助け人。


ゲシュタルト《……とかね? 勿論、君達の事じゃないよ? だって、君達はそんな無価値な人間じゃないんだろう? 自分の命にしか興味がなくて、ただ愚かにもここから出たいだけで人を殺すことなんて考えていない、真っ白な紙のような清らかな精神を持つ者なんだろう?

 と言う訳で、一刻も早くコロシアイを起こして欲しいボクから、オマエラにプレゼントでぇ~す!》


アイカワ・ユウキ「……プレゼント?」


 相川さんがそう尋ねる答えに対して、ゲシュタルトはなにも答えずに、ただゲシュパットから音が鳴り始める。


パット【ぐふふぅ! ゲシュタルトさんから、オマエラからメールだよぉ♪ メールだよぉ♪】


ユキワリ・キョウヘイ「……メール?」


 ぱっとパットを使って開こうとするも、御剣さんが「開けるな! これは罠に違いない!」とキラッと決め顔でそう言った。


ミツルギ・ヒイロ「こう言う場合、そのメールにはろくでないことが書いてあるに決まってる! 俺の特撮番組での経験則から言って、間違いない! だから見ない方が良いに決まってる!」


ヘイワジマ・ノゾミ「オー! ヒイロがまともなコト、言ってるネー。びっくりネー」


ミツルギ・ヒイロ「おい、望海! それはどういう事だよ!」


ゲシュタルト《ぐふふぅ! まぁ、仲間割れは結構だけど、とりあえずそのメールに着いて説明して置くよ! オマエラに届いたそのメールは、オマエラがコロシアイを行うための動機……すなわち【コロシアイ動機ビデオ】だよ!》


ユキワリ・キョウヘイ「 【コロシアイ動機ビデオ】?」


 ぼくはゲシュパットを操作して見ると、そこには確かにゲシュタルトからメールが来ており、メールのタイトルには【超逸材のスケットのためのコロシアイ動機ビデオ】と書かれており、その上確かに動画が添付ファイルとして付いていた。


ゲシュタルト《今、送ったメールには、オマエラのイチバン大切な相手からのコロシアイ応援メッセージだよ! オマエラがコロシアイをシたくてシたくてたまらなくなり、なおかつ外に出たくて出たくてたまらなくなる、今回のコロシアイの動機に関わってくるサイコーのヴィーティーアールだよー!

 オマエラ、今一度外に出たくないのかい? そのヴィーティーアールで、コロシアイに向かっちゃえーよな!》


 《ぐふふぅ!》と笑って、ゲシュタルトはゆっくり部屋の外へ消えていった。


ヘイワジマ・ノゾミ「オー、ゲシュタルトはオドロキのプレゼントをくれたヨネー! このプレゼント、どうするヨ?」


クラナカ・リボン「うぅ……ちょっとばかり難しいですね。わたしとしては、部屋に戻ってゴッホの向日葵でも見て落ち着きたいところです」


ショコラティッシュ「ショコラはバカだけど、このプレゼントは触らない方が良いのかもしれないね」


ナカヨシダ・サユリ「そうだよ、ショコラちゃん! この動画は完全に罠に違いにゃいよ! 石の上にも三十年の精神で、手を出さない方が良いにゃ!」


センジョウガハラ・ケイマ「その説明は少し変ではないか? まるで将棋盤の上にチェスの駒が置いてあるかのように、少し変に感じるぞ」


 ほとんどの皆がゲシュタルトから来たメールに対して、否定的な意見を出す。そりゃあそうだろう、このタイミングで出すとしたら、コロシアイを促すための材料に違いないのだから。

 けれども……。


ユキワリ・キョウヘイ「ぼくとしては、この動画は見とくべきだと思うな」


 と、コロシアイ動画を見るべきだと言うと、みんながこっちを見ていた。御剣さんが少し驚いた表情を一瞬したかと思うと、真面目な顔でぼくを睨む。


ミツルギ・ヒイロ「……おい、杏平。そりゃあどういう意味だ? お前は、あのゲシュタルトの言う通り、コロシアイは起きるべきだとでも言うのか?」


ユキワリ・キョウヘイ「あぁ、うん。ち、ちち、ちがいますよ! ……だってこの【コロシアイ動機ビデオ】はコロシアイの動機であると同時に、外の世界を知るための材料になるかもしれないじゃないですか。だったら、一応見とくべきじゃないでしょうか?」


ミツルギ・ヒイロ「むっ……外の世界、か」


ヤマト・アユム「そっか、オレ達はこの船に監禁されてるのに、助け出されない。その理由がこの【コロシアイ動機ビデオ】に隠れている。確かに雪割くんの言うような考え方も出来ますね」


 ふむふむ、と頷く大和さん。御剣さんもそう言う考え方もあるかと納得しており、相川さんは「そうだね」と肯定の意見を出してくれた。


アイカワ・ユウキ「確かに見ないのが一番、そう考えるのが自然かもしれない。けれども見る事によって知る情報もあると思うんだ。それにいつまでも見ないままでいられるとは思えない。

 心理学の用語の1つに【タブーの心理】という言葉がある。押してはいけない・見てはいけない・触ってはいけない・聞いてはいけないなど、否定の意見を強調すると逆に人間はそれを強く意識してしまって、押す・見る・触る・聞くなどしてはいけなかったはずの行動をしてしまいやすくなるという心理状態の事を差すんだけど、今の状況はそれに良く似ていると思わない?」


 コロシアイを誘発するビデオ。

 そんなビデオは見てはいけない、そう思う現状。


 ……確かに、今相川さんがあげた例の状況に近いのかもしれない。


アイカワ・ユウキ「だからわたし達は共有すべきです、この映像に出てくる外の情報の手がかりをね」


ナカヨシダ・サユリ「確かに……外の情報を得るには、その映像を見るのは不可欠だにゃ。でも、それでコロシアイが起きやすく危険性もあると思うのにゃ。天使危うきに近寄らず、という言葉もあるように、危険は高いにゃ」


ヘイワジマ・ノゾミ「ソレ言うなら、クンシ危うきにチカヨラズねー。確かにキケンよー」


アイカワ・ユウキ「けれども、この映像は手がかりでもあります。それにこの映像を見なかった場合、次はどんな手でコロシアイを仕掛けて来るか分からない。もしかしたら見せしめに1人殺す、などと言われる可能性もないとは言えません」


 相川さんの言うのももっともな意見であり、ぼく達はとりあえず相川さんの意見に頷いていた。頷くと言うよりかは反論しなかったというのが正しい意見なのかもしれないけれども。


ミツルギ・ヒイロ「じゃあ、どうする? 俺達全員でこのコロシアイの映像を見るのか? 1人で見るよりかは全員で見た方が良いと思うのだが?」


ヤマト・アユム「いや、それは難しいと思うな。この場に居ない人の意見も聞かないといけないしね」


 大和さんの言う通り、この場に全員揃っている訳ではない。

 小鳥遊さん、橋渡さん、久能さん、鈴木さん、それに春日さんの6人も同じようなメールを受け取っているのかもしれないし、全員で情報を共有すべきだろう。

 これはぼく達の今後を左右する重要な話だ。少なくともこの場に居る人たちだけで、決めて良い話ではない。


クラナカ・リボン「じゃあ、どうしましょう? 他の6人には話をするとして……どうやて情報を共有し合います? 秘密の暗号をイラスト化して渡す、古来の方法を取りましょうか?」


ショコラ「……ごめん、倉中さん。ショコラ、そんな事は出来そうにないよー」


ヘイワジマ・ノゾミ「オー! なら、カミに聞くとイイネー!」


ナカヨシダ・サユリ「こんな時に網頼みはどうかと思うにゃー」


アイカワ・ユウキ「……よしっ」


 と、なにかを決心した相川さんは「カウンセリングルームを知ってるかい?」と聞いて来た。


ヤマト・アユム「確か……ボウリングルームの近くにあった部屋、でしたっけ? 相川くん達が見つけたとか。オレも一応見に行って見たが、あれがどうかしましたか?」


アイカワ・ユウキ「コロシアイ映像と言うのは、物凄く危険な情報だ。もしかしたらコロシアイを引き起こす可能性がある以上、外の情報を得られる可能性があるとしても、非常に危険だ。

 ――――だから、わたしがひとまず全部聞く事にするよ」


 全員の情報を共有する。

 ――――それが【超逸材のカウンセラー】としての自分の使命だと、相川さんはそう言った。

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この度、続編を作る際のアイデアを出してみました
よろしければ、見て、"こういうキャラを出した方が良いんじゃない?"とか、
"こういう展開をしてくれませんか"など、意見があったら、教えてくれると嬉しいです

アルティメットギフデッド2 また会えたコロシアイ生活(仮)

続編を制作しております、よろしければこちらも是非
スーパーギフデッド2 ありがとうコロシアイ生活
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