チャプター5 ようこそ恋愛至上主義の教室へ (非)日常編三日目(2) くぁwせdrftgyふじこlp
衝撃の展開は、前の展開を打ち崩す勢いでないと生まれない
----乃等野サロン
=Kuno Tamaki Side=
超恋愛船舶型常愛シアワセブチでの、3日目の夜。
----死体発見アナウンスが鳴り響き、私達は全員、死体発見場所へと赴いた。
死体が発見されたのは、私達が暮らしている部屋があるラブホテル寮の奥。
"愛のプール"と名付けられた、大きめの屋内プール場だった。
この"愛のプール"は中央に行き返りで50mばかり泳げる大きなプール場があり、専用のスイッチを押せばムード感溢れるピンク色の光のライトが「恋人の雰囲気を感じられて良いでしょ?】というのが売りなのだが、今はそんな事を言っている場合ではないのは事実である。
小学校の小さめの体育館くらいの大きさのその"愛のプール"の部屋の中央。
部屋の中央にあるプール、水がないプール場に、彼女は、【超逸材の恋人】である橋渡恋歌の死体はあった。
トキワギ・トオカ「ひぃ……! 惨い……」
常盤木さんがそう言うのも無理はないくらい、彼女の死体は惨ったらしかった。
いや、私は別にどうでも良いんだけれども。
まず最初に、橋渡恋歌さんの身体には無数の切り傷があり、腕や足なども複雑骨折していた。
傷がない場所がどこなのかを探すのが難しくなるくらい、全身に無数の切り傷が刻み込まれていた。
それに腕や足はあちらこちらに、骨が異常に屈していた。その上で、足は見ているこちらが気持ち悪くなるくらい、青ざめていた。
髪は真っ黒に黒焦げて元の色が分からなくなっており、その影響は右腕にも及んでおり、真っ黒に焼け焦げていた。
簡単に言ってしまえば、全身に切り傷。そして全身も焼けてしまっていた。
----それが、橋渡恋歌の死体であった。
タカナシ・アカリ「……あの切り傷、プールの所に落ちているガラスの破片でしょうね。上のライトも壊れてますし」
と、小鳥遊さんが"愛のプール"の上。
ピンク色の光のライトの電球が剥き出しになっていて、プール場には恋歌の死体だけではなく、割れたガラス片があちらこちらに落ちていた。
どうやらあれが、橋渡恋歌の切り傷の理由みたいである。
ミツルギ・ヒイロ「‐‐‐‐恋歌、どうしてこんなところで死んでるんだ……。どうして、なんだ。
お前は、俺達を守るために、ゲシュタルトと一緒の部屋に居たんじゃ……」
御剣さんはと言うと、ただただ信じられない。
そういう感じで、立ち尽くしていた。
雪割さんは目を丸くして立ち尽くし。
大和さんは彼以上に動揺して白目を向いている。
そして----
????「うふふっ☆ あはははははははは♪」
????「そうねっ、そうなるのよね♡ けど、仕方ないよね♪ だって、こうなってしまったんだから☆」
"彼女"は、私達に向かって振り返る。
いつもの、頭がおかしい、あの状態で。
"ハシワタリ・レンカ"「さぁ、皆! 一緒に、"私"を殺した犯人を見つけ出しましょう!」
‐‐‐‐橋渡恋歌は、今日も狂っている。
《Chapter5.ようこそ恋愛至上主義の教室へ (非)日常編》 《End》
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《Chapter5.ようこそ恋愛至上主義の教室へ 非日常編》




