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いちにちひとつぶ ~迷える君への贈りもの~  作者: おじぃ
高校生活 春

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19/84

☆新しい朝が来た!

 外に出ると空気はひんやりしていて、少しずつ目が覚めてきた。海へ向かう途中の自販機で温かい缶コーヒーを二本買って、一本をヒタッチに渡す。


「私エスプレッソが良かったな〜」


「え〜、お揃いでカフェオレでしょ〜」


「うん、たまにはカフェオレもいいか。いただきます」


「ヒタッチは素直じゃないな〜」


 きのうの夕方に宮下と一緒に通ったキノコ公園、正式には茅ヶ崎公園野球場の前を通過して、箱根駅伝のコースになっている国道に架かるタイル張りのアーチ型歩道橋を渡り、松林の切通きりとおしを抜ければ、サイクリングロードから朝焼けの海が目の前に。早朝だけど、ワンちゃんと散歩している人やランニングしている人に、ウェットスーツを着てサーフボードを持った人、私たちみたいに散歩している人もいて、人通りはそれなりにある。空は少し曇ってるから日の出が見られるか心配だけど、それでも東へと歩を進める。


挿絵(By みてみん)


「なんかいいね、こういうの」


「でしょー! 市民自慢の朝だよ! ヒタッチ私のお嫁さんになっちゃいなよ! 創作意欲湧くよー!」


 この街には歌を作ったり絵を描いたりする人が多く、才能を開花させる不思議なチカラがある。なんでだろう、海や山みたいな自然を含めて、街のあちこちに芸術が散りばめられているのだ。


「え? なんの冗談?」


「酷いよ! 同性結婚無理なの解ってるけど真顔で言われると傷付くよお!」


「あ、ほら、日の出!」


「わお!」


 会話をしているうちに山に掛かった晴れすっかり、江てノ島や鎌倉かまくら、それか葉山はやまのあたりの山からひょっこり顔を出したお日さま。


挿絵(By みてみん)


 ああ、今日も新しい朝が来た! 陽の光を浴びたら、気持ちがもっとぽかぽかしてきた! 朝陽を眺めながら唇を噛み締めて目を潤ませていたら、あのとき、私が宮下を好きになった日のことを思い出した。

 お読みいただき誠にありがとうございます!


 今回は取材資料がございましたので、実写はどうだろうかと思いつつ写真を載せてみました。

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