『殺人盗賊の村と青プレスマン』
掲載日:2026/02/06
山奥に、数軒の家がある村があった。この村の者たちは、旅の者がやってくると泊めてやり、寝ているうちに殺して、持っているものを全部盗んでしまうという連中であった。あるとき、速記者が、山を越えてお城に上がって速記をした帰りに、思いがけず日が暮れてしまい、この村に泊まることになったのだが、寝ているうちに床が抜けて、地下牢のようなところに落とされてしまい、出られなくなった速記者は、大声で叫んで助けを求めたが、この家の者は、速記者を殺すつもりなので、誰も助けに来ない。家の者は、速記者がずっと騒いでいるので、苦々しく思っていたが、丸一日たつと、静かになったので、さすがに死んだかと思って様子を見に来たが、地下牢に速記者の姿は見えなかった。地下牢の床には、青プレスマンが一本落ちていたので、拾おうと思って地下牢に下りていった。
何日かたって、村の者たちが、この家の者を見かけないのを心配して様子を見にやってきたが、どこを探しても見つからなかったという。
教訓:勧善懲悪は昔話の基本。




