表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/109

第三話 カラーレンジャー 前編 4.動き(3)

 

(あ~ぁ。やっぱりか。)


 相馬は緑川狙いだった訳だ。そんなに空気読めない奴じゃないし、これ以上緑川にアプローチはしてこないだろうが。


(問題は・・・)


 桃井はちらりと横を見る。

 俺の隣では黒沢が看板に釘を打っている。だが、緑川と相馬が話している時にはその手が止まっていた。教室の廊下側で作業している俺の耳には緑川達の会話が聞こえていた。当然、それは黒沢の耳にも届いている筈だ。

 黒沢は何を考えているのかほとんど表情に出ない。だが、今黒沢を取り巻く空気が変わった気がするのは気のせいではないだろう。


(盗られたくなければさっさと動けよな。)


 人の恋愛事に口を挟むような真似はしたくないが、こいつらを見ているとじれったくなってくる。


(全く・・)


 なんで俺が溜息つかなかきゃならないんだよ。

 二人に聞こえないように、俺はそう一人で毒づいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ