表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/109

第二話 恋愛 6.罰ゲーム(2)

 

 結局罰ゲーム関係なく皆の恋愛話になった。

 一通り桃井の彼女の話を聞き出した所で、赤木が私の方を向く。


「緑川は?」

「私も特に今いないよ。」


 向かいの桃井の表情が動いたのが分かる。驚いているのか、それとも私が嘘をついていると思っているのかもしれない。

 でも嘘じゃない。

 もう失恋したのだ。黒沢への恋が終わったのなら、今は好きな人がいないって事でしょ?


 キャンプから帰って自分の部屋に入ると、眠かった筈なのに早瀬さんの言葉がぐるぐる回って眠れなかった。

 黒沢の事を思い出して泣いた。自分があんな風に泣くなんて信じられなかった。

 でももう十分泣いた。自分の中では消化した事なんだ。今更誰かに相談するような事でもない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ