表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/109

第一話 仲間 3.お手伝い(2)

 

 緑川の嘆願を、俺は片手を挙げて断った。

 まぁ、日頃の行いの差だ。

 すると、


「しょうがないな。」


 そう言ってお人好しの青山が席を立った。

 ほっときゃいいのに。


「あいつ本当に赤木の保護者だな。」


と誰ともなしに零すと左隣の白田から言葉が返ってきた。


「それだけじゃないと思うけどね。」

「どーゆー意味?」

「桃井には内緒。」

「なんだよ、ソレ。」


 こうなったら白田は簡単に口を割らない。何か面白い事が起こっても、こいつは黙って一人で楽しむタイプだ。人の良い顔した根性悪。だが敵に回すと厄介なので、本人の前ではその事については言及しない。

 俺はそれ以上追求せずに、目線だけで教室を出る3人を見送った。


 白田の言葉の意味を考えてみるが、俺にはさっぱりだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ