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学生ニートをボコしてみた

作者: 寝冷え

 どーもニートです。毎日何一つ勉強することなく日がな一日だらだらと過ごしております。ゴミだな、なんだよくいる粗大ゴミの駄文か、ここまで読んでそう感じてブラウザバックしそうになった方ももう少しお付き合いください。

 そもそもニートの本質として自らは何もしたくない、そして他人に甘えて現実をと見ようとしない、そのような見解が私にはあります。私も例にもれずその類なのですが学生ニートほど質の悪い、もっと言えばコスパの悪いニートは存在しないと考えております。

 例えば50歳引きこもり職歴なし80になる両親と実家暮らしのニートがいるとします。はっきり言います。もうどうしようもない。安西先生も目をそらします。試合終了どころか試合会場に着いたとたん会場からたたき出されます。終わりです。試合になりません。ただこれはいいんです。可能性がありませんから。0円なんてどれだけ引いても0円にしかなりませんから放っておいていいんです。そんなニートは一生リゼロの再放送見せておけばいいんです。

 ただ問題は学生ニートです。何度も言いますがこいつらは本当に性質が悪い。こいつらはせいぜい時給850円程度の生産性しかないような歯車です。いずれ全員ペッパー君に駆逐されて路頭に迷う未来しか見えないような小鹿です。ただ残念なことにこいつら畜生どもには潜在価値があります。今はマクドのビッグマックセットを頼めば吹けば飛ぶような金しか稼げない小鹿も数年後に就職した暁には案外バカにできない額を稼いできます。そこそこ高い車だって貯金すれば買えるし長年辛抱すれば家だって買えてしまいます。

 そうなるとこの生ごみどもの見方も少しは変わってきてすこしくらいはモラトリアムという免罪符のもとにニート生活をおくらせてもいいんじゃないか、そんな考えも出てくるかもしれません。

 甘いです。飽和砂糖水なめとけ、虫唾が走ります。考えてみてください。こいつらには今しかないんです。多分これが最後の夏休みなんです。もうこの先はどこからか湧いて出てきた優秀な歯車に見下されてこき使われる未来が一寸先に迫っているんです。クソくらえです。そんなクソファッキンな現実を回避できるチャンスが今なんです。もうこの今しか残されていないんです。毎日オンライン授業なのをいいことに朝から晩までスプラトゥーンしてていいわけがないんです。簿記の資格とかとったほうがいいのかな、英検とかでいいスコアがあったほうが就活有利なんだろうな、そんな思考を頭にちらつかせながら毎日を無為に過ごしていく。アリとキリギリス読み直せカス。干からびて死ぬ未来しか見えません。田舎に落ちてるカラスに運ばれたザリガニの死骸程度には無残です。

 なんかいまやらなきゃだめなんだ、そんな思考ばかりが頭をよぎります。

 変えられるはずの未来が見えている、それでもそんな起こり得る現実に目を背けるニート。行動しない、現在に甘えている。自分の未来の価値に気づいていてその価値を見送ろうとしている。真の自分への冒涜です。過去の自分、そして未来の自分に申し訳がありません。


 テメーだよ、クソニート。うごけ。


 夏休みの宿題をやらないガキを20歳を過ぎても続けている現実を見ろよ。30歳、40歳、延々と誰かの敷いたレールの上を走る馬車馬になる気分はどうだ、そのレールの上で飲む酒はうまいか。


 答えられません。


 もうすぐそこなことだけは確かです。このまま溺れたくない、そんな思考とともに日々を過ごしています。



読んでいただきありがとうございます。感想・評価もらえると嬉しいです。

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