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9話

ブックマーク増えた嬉しい。


ようやく本格的に冒険者生活がスタートだ。

異世界生活12日目


昨日で講習も終わり今日からやっと冒険者として依頼を受けることが

出来るようになる。


超楽しみ。


「すいません、依頼受けたいんだけどどうやったらいいのかな?」


受付嬢の人に話しかける。


「依頼を受けるのは初めてなんですね」


「昨日講習が終わったばかりなので」


「そうなんですね、では説明いたします。

冒険者登録の説明で話した通りに依頼にはランクがあり、

自分のランクの1つ上まで受けれます。

依頼の受け方は自分の受けれる範囲の依頼書をはがして

受付まで持ってきていただけたら受注処理をいたします。

受けれないランクの依頼は受注処理をいたしません。

受注処理が終われば依頼を受けたことになります。

依頼内容を完遂したら冒険者ギルドにて確認を行い

依頼料を渡して終わりです。

依頼ですが常設依頼は依頼書を持ってくる必要も受注処理をする

必要もありません。

なので受付に持ってくる必要はありません。

文字が読めない場合はハンコで『常設依頼』と赤い字が押してあります。

それを目印に赤字のある依頼書ははがさないようにお願いします。

常設依頼は依頼書に書いてあるものを持ってきていただけたら

完了になります」


「なるほど、なんで常設依頼は受ける必要ないの?」


「常設依頼はほったらかしにしておくと大変なことになるので

冒険者の方に出来るだけ受けていただけるように事後処理にしています。

事後処理されることが分かっていると

『あー、この依頼受けるの忘れてた。やっても意味ないし

スルーしよう』

ということが無くなります。

例えばゴブリン討伐や薬草採取などが常設依頼にありますが

ゴブリン討伐をする人が減るとあっという間に増えて村や街を集団で

襲います。

薬草採取をする人が減るとポーションが街から無くなります。

ポーションが無くなると冒険者は冒険に行けなくなります。

とまあこんな感じでやらないと街が困るレベルの依頼が

常設になっていたりします」


「なるほどありがとう」


そういって掲示板にの方に行き依頼を見る。


Fランクで受けれる常設はゴブリンと薬草だけ。

普通のFランク依頼は街中の雑用とホーンラビットの肉の納品くらいか。


因みにだがこの世界に地球と同じ動物は1種類たりともいない。

全て魔物になっている。

Fランク魔物であるホーンラビットと地球のライオンが戦っても

ライオンが負けるだろう。


恐ろしい話だ。


とりあえずゴブと薬草でいいか。


「薬草の生えてる場所とゴブリンのいる場所を教えてもらってもいいかな?」


もう一度受付に行き聞く。


「はい、ゴブリンも薬草も森にいますよ。薬草はどれかわかりますか?」


「わからないな」


「薬草はこれですよ」


そういって見本を見せてくれた。


「薬草は根元で茎を折って採取してください。ゴブリンは胸にある

魔石を取ってくださいね」


「薬草折っちゃっていいの?」


「はい、根っこからとった方がいいのですが時間かかりますし

何時間も暑い中持っていたらどのみち萎れますし持ったまま

戦闘とかすることもあります。

どっちにしろ対して変わらないので手間のかからない方を推奨しています。

それに水分が抜けても薬効はあまり変わらないので」


「なるほど分かった」



ギルドを出た後、門で門番に冒険者プレートを見せて町の外に

出て森に向かう。


魔物の脅威があるにもかかわらず森はあまり街から離れていない。

離し過ぎると不便になることもあるんだろうな。


伐採した木を運ぶのに遠すぎると不便だしな。

木は村や街が出来るときに大量に消費するはずだし、できた後も

それなりに使うだろうしな。


そんなことより初依頼なわけでそこそこ緊張している。


仮にも魔物とはいえ生物である訳だ。

そして俺は動物を殺したことは無い。(虫は除く)


ブレンからDランクに近い実力は既にあると言われているので

俺がゴブリン1匹を倒すのには十分な武力を持っているのは分かっている。

だからゴブリンに対して恐怖は感じていない。


だが、殺すことへの恐怖とイレギュラーが起こるんじゃないか

という緊張はある。


なろうの読みすぎで若干のテンプレイベントが起こるはずだという

思い込みをしてしまう。

バカバカしいことを考えていることは分かっている。



さて、森についたし薬草を探しつつゴブリンを倒していきますか。





・・・・薬草探すのめんどくせえ。

緑色が多すぎる!・・・森なんだし当たり前か。


全然見つからん。


ちょっと休憩しよう。あ・・・あった。


なんでだろう。見つけて嬉しいはずなのに悔しい自分がいる。

これは物欲センサーの存在を疑うな。


うん、でも何となくコツ掴んだ気がする。




お、あった。またあった。またまたあった。またまたまた・・・


約1時間で7本か。上等だな。最初の2~3時間は1本も見つからんかったし。




「「「ギギィィィ!」」」


「ようやくゴブリンのお出ましか、想像以上に醜いな」


火球!


先制してはなった火球がゴブリンの3体のうちの1体の顔面に

クリーンヒットした。


いきなりやられたゴブリンを見てほかのゴブリンは一瞬硬直したが

すぐに俺に向かって走ってくる。


落ち着いてもう一度火球を放ち残りの1体の首を剣で斬り飛ばし

俺の初戦闘は終わった。



・・・気分のいいもんじゃねえな。吐くまではいかないけど。


魔法はましだが剣は最悪だ。


肉を斬り骨を断つ感覚が伝わってくる。人間相手だったら確実に吐いてる。


とりあえず死体の処理と魔石を取らないと。



死体を1ヵ所に集めて燃やす。


燃やしているゴブリンの死体はひどい悪臭を放っている。

人間の死体を燃やした時の臭いの100倍は臭いな。



・・・人間燃やした時の臭いなんて嗅いだことないけど。



燃えカスから魔石を取り出してアイテムボックスに入れる。




まだまだ時間あるし続けるか。








____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv1(31/100) アイテムボックスLv1(29/100)

投擲Lv1(11/100) 剣術Lv3(24/300)

槍術Lv1(10/100) 槌術Lv1(10/100)

斧術Lv1(10/100) 杖術Lv1(10/100)

盾術Lv1(10/100) 火魔法Lv2(47/200)

水魔法Lv1(5/100) 風魔法Lv1(5/100)

土魔法Lv1(0/100) 聖魔法Lv1(16/100)


ユニークスキル

練度増加Lv1(22/100)

____________________________






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