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8話

本日も無事毎日更新できました。


「なあ、俺の小っちゃくね?」


「さっきのは『火魔法』スキルの補正が入ってないからな、

あとはレベルと一度に使える魔力の差だ」


「魔力の道か・・・かなり重要な要素だな」


「そりゃあな、魔力の道の大きさで使える魔法も増えるからな」


「魔法の種類ってどのくらいあるんだ?」


「わからん」


「そんなに多いのか?」


「魔法はイメージだ。俺の使う魔法をイメージしたら俺の使う魔法に

限りなく似るが厳密に言うとちがう。

というか同じ魔法なんて無いとすらいえるな。

まあ、そういうことを聞きたいわけじゃないか。

メジャーなものはボール系、アロー系、ランス系だな。

まあ他は属性ごとの特徴を出した魔法が多いから説明すんのが

面倒くさい。

一つ言えることは人によって魔法に対するイメージが違うから

真似しても同じ威力が出るとは限らんぞ」


「威力の高い魔法を使うための条件とかあるか?」


「使いたい魔法を明確にイメージすること。

使いたい魔法に必要な魔力を持っていること。

使う魔力の量を通せる道を持っていること。

使う魔力をコントロールできるだけの魔法スキルのレベル。

まあこんなところか。

どんだけ魔力を持ってても初心者がいきなり特大の魔法を使うことは

出来ねえ」


「さっきの4つ言った条件のうちどれが引っかかるんだ?」


「魔力の道だな。魔力の道がちゃんと出来てねえと魔法は発動しねえ。

魔法スキルが低くても魔力があって道が出来てたら魔法は使える。

ただ、自爆する可能性は大だな」


「魔法スキルが低くても魔法が発動するなら魔法スキルが無くても

魔法は発動するのか?」


「する、さっきお前魔法スキル持ってなかったのに火球使ったじゃねえか」


「ああ、そういえばそうだな」


「まあそんなことしても適性の無い属性は習得できないんだけどな」


「なるほどなあ」


「じゃあとりあえず適性のあった属性全部習得してしまえ」


「わかった」


水のボールを想像して・・・発射。


【『水魔法』スキルを習得しました】


土のボールを想像して・・・発射。


【『土魔法』スキルを習得しました】


風のボールを想像して・・・発射。


【『風魔法』スキルを習得しました】


聖のボールを想像して・・・して・・・聖のボールってなんやねん!


おっと、関西弁が。


「ブラン、聖のボールって何?」


「聖魔法は珍しいし俺は持ってないからよく分からんが・・・

1つわかっていることがある」


「それは?」


「聖魔法に攻撃手段になる魔法は無い!」


「先に言えやこのハゲ!」


「なっ!?ハゲてないわ!ボケ!」


「で、聖魔法は何をイメージすればいいんだよ」


「もちろんこれだ」


と言ったブレンは腰につるしてた短剣を閃かせて手のひらを斬った。


「聖魔法と言えば回復、これを治すイメージを以て治してみろ」


「失敗したらどうすんだよ」


「ポーションは持参してる、問題は無い」


「じゃあやるぞ」


斬られて死んだ細胞を取り除き新しい細胞を生み出し傷口を引っ付ける

イメージを以て魔法を使う。


『回復』


【『聖魔法』スキルを習得しました】


「まだ治ってねえな」


「なんでだ?」


「傷口は小さくなってるし発動しなかったわけでは無い。聖魔法スキル

を持ってなかったから効果が発揮しきらんかっただけだろ。

もう一回かけてみろ」


「わかった」


『回復』


「ちゃんと治ったな。これで全部覚えたな」


「そうだな」


「なら次は身体能力を上げる魔力の使い方を教える」


「おう」


「やり方は簡単だ。魔力の道に魔力を満たす。ただそれだけだ」


「思った以上に単純なんだな」


「だが、単純なものほど奥が深いというぞ」


「その心は?」


「これは魔力の道の広さが肝だ。自分の魔力がどれだけ多くても

魔力の道が狭かったら意味がない。魔法と同じくな。

それに、魔力の多い魔法使いが魔力を多く通せる道を持っていたとしても

強化された身体能力を十全に操るだけの才能・・・つまりは武術の

才能が無ければ無用の長物となる。

武の才と魔法の才の兼ね合いが大事なんだ。

まあその点でいえば最高峰の武の才を持っているお前には関係の無い

話だろうが。

これで魔力も多ければ将来のお前は恐ろしい強さになっていることだろうな」


「さっきの魔法でも魔力が減った感覚は無かったしそこそこ多いかもな」


「もう嫉妬する気も失せてきた。とりあえず身体強化はどこでもできるから

後回しだ。魔力が尽きるまで魔法を撃て。街中で魔法をぶっ放したりしたら

衛兵がすっ飛んでくるからこういうとこでしか撃てない」


「わかった。ところでなんだが魔力の量を測る道具とか無いの?」


「無い」


「自分の魔力量が分からんって不便だな」


「そこはこれから使いつつ覚えていくべきだな。魔力量の管理を怠ると

思わぬところで死ぬぞ」


「それは怖い」


「どのくらいの魔法を何回使ったら魔法がなくなるのかは

知っておく必要がある。だからこれからは出来るだけ魔力を

使い切って体に覚えさせろ」


「魔力は使い切ったらいつ回復するんだ?」


「常に少しづづ回復する。使い切ったら完全回復までには

鐘3回分くらいの時間がかかる」


(大体9時間か)


「全員が魔力量に関係なく?」


「ああ」


「魔力が無くなったら気絶したりするか?」


「気絶?なんで魔力が無くなっただけで気絶するんだよ。

せいぜいがちょっと体が重くなる程度だ」


(ここは異世界ものテンプレとは違うのな)


「そうか」


「聞きたいことが無くなったら魔法を撃て。

魔力が無くなったら今日は終わりだ」


「了解」


















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv1(10/100) アイテムボックスLv1(17/100)

投擲Lv1(6/100) 剣術Lv3(12/300)

槍術Lv1(5/100) 槌術Lv1(5/100)

斧術Lv1(5/100) 杖術Lv1(5/100)

盾術Lv1(5/100) 火魔法Lv1(47/100)

水魔法Lv1(0/100) 風魔法Lv1(0/100)

土魔法Lv1(0/100) 聖魔法Lv1(0/100)


ユニークスキル

練度増加Lv1(12/100)

____________________________

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