7話
ブックマークが増えたー。嬉し。
これからも出来る限り毎日更新を続けていこうと思って
いますのでよろしくお願いします。
異世界生活7日目
今日は講習6日目。そう、魔法を教えてもらえる日だ。
3~5日目はどうしたんだって?2日目と変わらんよ。
2日目の最後にスキルレベルが上がりブレンの1撃を防げた。
しかしそれはブレンがスキルレベル1の俺をギリギリボコれる
位までに手加減していたかららしい。
3日目以降はスキルレベル2の俺をギリギリボコれる位に手加減して
ボコられた。
まあつまりはあれだ。偶然の産物だ。いいタイミングでレベルが
上がっただけのお話。
そんなことより魔法だ。
「おう、ケイ。今日も遅刻してないとは変わった奴だな」
「遅刻してないのに変人扱いとか理不尽が酷い」
「冒険者らしくねえってことだ」
「冒険者ってそんなに遅刻すんのかよ」
「まあな、特にお前みたいな若造が多いな」
「理由は?」
「酒に飲まれてるんだよ。冒険者って言ったら冒険と酒だろ?」
「知らん」
「依頼終わりに酒飲むのが普通なんだよ。でも成人したての奴らは
酒の飲み方、飲める量を知らねえからな。周りの雰囲気にあてられて
調子に乗って翌朝遅刻するなんざ誰もが通る道。ありふれた光景過ぎて
見飽きたわ。だからお前は変なんだよ」
「俺冒険行ってねえし、依頼も受けられないしな。酒飲む金なんざねえよ」
「だから変なんだよ。ツケだぞ。普通の飲むだろ。むしろいつもより
飲んで普通だろ」
「そんな普通会ってたまるか。そんなことはどうでもいいんだよ。
さっさとやろうぜ」
「それもそうだな、今日からは魔法か。魔法についてはどこまで知ってる?」
「ほとんど何も知らない」
「はあ、めんどくせえ。じゃあとりあえず1から説明するぞ。
魔法ってのは魔力を使う。で、魔力はどこにでもあり
あまねく全ての生物に宿っていると言われている。
もちろん俺たちにもな。つまり誰でも魔法は使えると言う訳だ。
だが、すべての生物に同じ量の魔力があるわけじゃない。
生活を便利にする程度の魔法しか使えないやつもいれば
1つの街を1撃でぶっ壊す魔法を使える奴だっている。
魔力量は生まれつきの運だな。使っていれば多少は増えるが
それも微々たるものだ。
それで、魔法には種類がある。生活魔法と普通の魔法だ。
生活魔法はだれでも使える。普通の魔法の入門と思われていたりも
する。普通の魔法は普通の魔法だ。攻撃手段として用いられることが
多いから攻撃魔法と呼ばれていたりする。
この魔法には属性がある。
火、水、風、土、の基本属性と聖、邪の特殊属性の6種類だ。
生物は必ず基本4属性の内の1つ以上を持っている。
中には4つ全部持ってるやつもいるがまあそんなに珍しくもない。
珍しいのは特殊属性の聖だ。聖属性を持つものは大体1万人に
1人と言われている。同じく特殊属性の邪だがこれは魔族と
魔物は全員持っているから珍しくは無い。
説明としてはまあこんなもんか」
「大体わかった」
「じゃあとりあえずやってみるか。今からお前の体に魔力を流す、
違和感があるだろうがそれは俺の魔力だからな。流された魔力を
頼りに自分の魔力を感じ取れ」
そういってブレンは俺の方に触れて魔力を流し始めた。
おおー、あー、確かに変な感じするわ。異物感がある。
でもこれのおかげで魔力の感覚は分かった。
体の中に魔力を入れてる臓器と魔力そのものがあるのが分かった。
臓器と言っても物理的なものじゃないけど。
説明が難しい。
魔力を体に流すための心臓のような感じだな。
実際心臓の逆の位置、右の胸あたりにその存在を感じるし魔力の
心臓なのだろう。知らんけど。
「ブレン」
「わかったか」
「おう」
「じゃあ火をイメージしながら魔力を指先に集めて『火よ』って言ってみろ」
こんな風にな、といった感じで実演する。
魔力を指先に・・・指先に・・・集まらねえ。
「ぐぬぅ、『火よ』。つかねえ」
「まあそりゃそうだ。道が出来てねえからな」
「道?」
「魔力の通る道だ。初めて魔力を使ったんだから当たり前だな。
何回かやってれば道は出来る」
『火よ』『火よ』『火よ』『火よ』『火よ』・・・・・
『火よ』ボウッ
「お、ついた」
「右手の指先までの道が出来たから魔法が使えたんだ。
左手で使いたければまた同じことをしなければつかねえぞ。
もちろん足もな」
「なるほどな」
「よし、とりあえず魔力も流せるようになったわけだし属性でも
調べるか」
そう言って金属製の板を取り出した。
板には6色の玉がはまっていた。
赤、青、緑、茶、白、黒の六色だ。
「真ん中に手を置いて魔力を流せ、そしたら自分の持っている
属性と対応した球が光る」
板の中央に手を置いて魔力を流す。
ピカーと赤、青、緑、茶、白の5つの玉が光った。
うん、何となくそうなるんじゃないかとは思ってた。
流石、神作のボディ。
「なっ!?5属性持ちかよ。神様はお前にどれだけ味方するんだよ」
「聖属性があるのは素直に嬉しい」
「そりゃあな、死亡率も減るしポーション買う金も浮く。
うらやましいぜ全く」
「ブレンは何属性持ってるんだ?」
「俺は火と土だ」
な?といった感じでブレンが板に魔力を流して見せた。
「さて、魔法の修練をするか、と言っても教える事なんざほとんど
何もないんだけどな」
「どういうことだ?」
「魔力と魔法は使ってなんぼってことだ。魔法の使い方はさっきので
分かっただろう?」
「ああ」
「じゃああとは実際に使いたい魔法をイメージして使うだけだ。
最初にイメージするのはボール系がお勧めだな。必要魔力量が
比較的少ない」
こんな感じだ。と言って火の玉を的に向かって飛ばす。
「なるほど」
俺も右手に魔力を集めて飛ばす。
【『火魔法』スキルを習得しました】
飛んで行った火球はブレンのより小さかったし、飛ばすまでに
時間がかかった。
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ステータス
名前:ケイ
年齢:15
スキル
鑑定Lv1(10/100) アイテムボックスLv1(17/100)
投擲Lv1(6/100) 剣術Lv3(12/300)
槍術Lv1(5/100) 槌術Lv1(5/100)
斧術Lv1(5/100) 杖術Lv1(5/100)
盾術Lv1(5/100) 火魔法Lv1(0/100)
ユニークスキル
練度増加Lv1(12/100)
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なんか長くなりそうなのでぶった切りました。
申し訳ない。orz
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