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怒髪天
タカユキに大量の花束が送られて無事送り出された。
なんだか転校生を見ているようだと思ったがまあどうでもいい、これからの生活に幸あらんことを願った。
「郵便でーす」
俺の目の前に配達員が現れた、そういえば魔王に手紙を出したなと思い出した。
『明日 魔王城 殺す』
箇条書きのように最低限の事だけが書かれていた。
やばい、機嫌を損ねたか、何が悪かったんだ、俺が魔王にとってタイプじゃなかったのかもしれない。
明日までにイケメンにならないと殺されてしまう。
俺はまず美容院に行くことにした。イケメンだったら髪型もカッコいいに違いない。
「今日はどうしますかー」
美容師が俺に聞いてくる。
「カッコよくしてください」
「これ、どうしますか」
これ?何のことを言ってるのかわからなかったが初めて来た美容室に緊張して切羽詰まった俺は怒鳴ってしまった
「うるせえ!!おまえはさっさと俺をイケメンにすればいいんだよ!!」
「いや、この頭に刺さったものを」
「知るか!!いますぐに俺をイケメンにしろ!!」
こういったやりとりが続き美容師とケンカになってしまった




