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このきなんのき
「増えただと」
シラサギが戦慄していた。この調子で増えたりしないよな。
タカユキAが現れた
タカユキBが現れた
タカユキCが現れた
順調に増えていった。
タカユキが一匹タカユキが二匹・・・タカユキがいっぱい
なんだか眠くなってきた。
ぱちんっ
シラサギが俺の頬を叩いた。
ぱちんっ
「寝てはダメです、敵の術中かもしれません」
うん、二度目はいらないよね
「それにしてもこの数はとんでもないですね、どこから来てるのでしょう」
俺たちはタカユキの発生源を探った。
「この下ですね」
マンホールのような場所から次々タカユキが現れている。
季節の変わり目に現れる妖精とかだったらどうしよう
下に降りていくと不健康そうなおっさんがゲームをしていた。
「あなたがタカユキの生みの親ですね」
ひぃ、と小さい悲鳴を上げていた。構えるシラサギに怯えている。
「こいつは魔王軍の幹部ですね、見たことあります」
え?どういう目的があったら魔王軍幹部が芸能人のニセモノを大量発生させるの?
「ち、違うあれは本物だ、俺の能力はタカユキを大量発生させること」
「それがなんであんなことを?」
「いや、征服してやろうかと思ったけどめんどくさくなって」




