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選ばれし者

俺には幼馴染がいる。子供のころ俺は周りの子供たちと馴染めずいつも一人でいた。

仮面セイバーゴッコも1人でやりゲームもいつも1人、ドッジボールも1人でやり甲子園も1人で目指していた。

ある日いつものように1人遊びをしようと公園に向かった。

人のいない公園に入り自由と孤独を味わう。俺は人のいない公園を見分ける天才だった。誰が何のために作ったかわからない公園はいつもうっすらと汚れている。

俺はいつものように仮面セイバーの変身ポーズの練習をしていた。別に本番も無いが。

「それってなんの遊び?」

その日俺は初めて話しかけられてしまった。っていうかこんな接近を許したのが初めてだ。

「こ、これは遊びじゃなくてルーティーンと言って俺が俺であるための儀式だ」

意味がわからない言い訳をしてしまった。だけど初めて会った少年はかっこいいと言ってくれて俺に初めての友達ができた。

それからはいつも2人で遊んだ。2人で色々な公園に行き色々な遊具を乗り回した。小学校中学校に行っても関係は続いて覗きをしたりやんちゃをしてケンカもしたりした。

だがある日気づいてしまった。

「お前、女か?」

俺がそう言うと友人は黙って頷いた

「やっぱりな、そうだと思っていたんだよ」

俺はその場ではそう言ったが動揺していた。この世が信じられなくなった。

飲んだ、烏龍茶を。飲んで飲んで飲まれて吐いた、オレンジジュースを。

汚れちまった悲しみに俺は酔っていた。

「嫌かな、僕が女の子じゃ」

「嫌じゃねーよ!全然嫌じゃねーよ!」

俺は友情とよくわからない感情に葛藤していた。

「いいじゃない、これまで通りで、なんだっていいよ、一緒に居れたら」

まっすぐ見つめるそいつに俺の中の何かがはじけた。

「明日、2人で遊びに行こう。」

それではっきりしそうだ、俺の気持ち。

そして次の日、俺の頭には剣が刺さっていた。


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