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悪魔公女Ⅱ 『ネタバレ倉庫』  作者: 春の日びより
第二部 ゆるふわアクマ旅情
1/47

前作の適当なあらすじ + 設定『ユールシアちゃんのひみつ』

悪魔公女の第二部となります。

登場人物はほぼ一新されますので、前作を知らなくてもたぶん平気です。


作品コンセプトは「溢れるテンプレストーリーの主人公の近くに『物語を根本から破滅させる化け物』が何食わぬ顔で側に居る」となっています。


週に2~3話、1話当たり3000~4000文字程度で投稿予定です。

それでは皆様、しばらくお付き合いよろしくお願いします。






 

 これまでの『私』の話を聞いて下さい。

 私は生まれた時に『光溢れた世界で生きる人間の女の子だった』夢を見た、一体の小さな悪魔でした。

 人としての意識があったせいか初めは混乱しましたけど、やっぱり悪魔なんですね。特にそれ以上混乱することなく、偶然出会ったデカネコのおかげで、金色のネコ型悪魔『金色の獣』として魔界で慎ましく生きてきたのです。

 別に私の性格が適当なおかげではありません。

 でもやっぱり、夢で見たような『光の世界』があるのなら行ってみたいじゃありませんか。

 ふと見ると目の前にあったのは、悪魔を呼び出す召喚魔法陣。

 これはチャンスとばかりに小さな魔法陣をスリムな私がくぐり抜けると、どういう訳か人間の赤ちゃんとして産まれていた。

 そこは聖王国。悪魔の天敵のようなその国で、公爵家の令嬢で国王陛下の孫娘である私は『姫』と呼ばれ、『聖女』と言う恥ずかしい称号も貰うことになったのです。

 なんてこったい。

 それはどうでもいいんだけど、人間の『魂』って美味しいよね……。

 そんな美味しいモノを他の魔物にあげる訳にはいかないので、魔界から従者(アクマ)達を呼び寄せて美食を愉しんでいたら、魔界からデカネコ『凜音(リンネ)』が追いかけてきたのです。

 もちろん私に借金なんてありませんよ。すぐに仲直り出来ましたし。

 それと同時期に魔王さんが宣戦布告してきたんですけど、うちの従者(アクマ)達が大殺戮しそうだったんで慌てて止めに行くと、どうやら私が知らない【悪魔公(デモンロード)】さんが裏で手を引いて『異世界転生者』の魂を狙って画策していたみたい。

 異界を渡れるような『転生者』の魂って美味しいんですよ……。

 私も【魔神(デヴィル)】と呼ばれるほどには出世していましたので【悪魔公(デモンロード)】からその魂を快く譲ってもらおうと思っていたのですが、少々争いになってしまいました。

 争いは何も生み出さないというのに、酷い話ですね。

 そんなことをしていると壊れてしまった亜空間で迷子になっちゃった私は、故郷に帰りたがっていた『魂』を異次元に放流することで、懐かしの『現代日本』を見つけ出して、やっと亜空間から脱出することが出来たのです。

 現代日本は『業』の深い美味しいそうな魂に溢れています。

 さぁ、これから『悪魔公女』がお邪魔しますよ。

 

 

 

   ユールシアちゃんのヒミツ。(第二部開始時)

 

・名称 :悪魔名 ユールシア

     人間名 ユールシア・ラ・ヴェルセニア

・種族 :悪魔【金色の獣】

 

・年齢 :人間年齢11歳と六ヶ月

     精神年齢十代半ば

 

人型(ヒト)モード外見:

 身長156センチ 体重???

 肌の色は白人系。髪は金髪と言うよりも黄金のような色合いと光沢がある、おヘソまで伸びるストレートロングヘア。ただし一定以上伸ばすと毛先がクルンと丸まる。

 瞳は桃色がかった金色で、わずかにタレ目気味。

 本来、生物なら必ずあるはずの、血管、骨骼、筋肉、生活習慣、疲労、健康状態、気温、湿度、等の影響を受けず、生物としての【歪み】が無い。

 毛穴や汗腺も表面上はほとんどなく、人間味が欠如している。

 

魔獣(ネコ)モード外見:

 体長60センチ程度。金色のロシアンブルー種。

 黄金の毛皮に、片翼5メートルを超える、黄金のコウモリの翼が一対。

 紅玉の瞳に、紅水晶の牙と爪。

 

・ステータス ※()内は悪魔能力使用時。

 補足:一般人の数値はすべて10前後。英雄系で100~300前後。

 

 体力 :6(+5200)

 筋力 :3(+440)

 防御 :2(+315)

 速さ :8(+28000)

 魔力 :120000(+53万)

 

・スキル

 補足:1初心者~5達人~10神話級

 

 ぶきっちょ【レベル3】(前世より継続)

 ゆるキャラ【レベル6】(前世より継続)

 威圧   【レベル8】

 神聖魔法 【レベル8】

 召喚魔法 【レベル6】

 神霊魔法 【レベル7】(神霊語:あらゆる知的生物と意思疎通が可能)

 貴族   【レベル3】

 精神耐性 【精神攻撃無効】

 異常耐性 【レベル6】(悪魔体には無効)

 恋愛耐性 【レベル2】(中学生並)(前世より継続)

 悪役令嬢 【レベル2】

 自動効果 【レベル2】

 

 備考:

 【ゆるキャラスキル】

  対象者の意識がある時、その場の空気が『ゆるく』なる。

 【自動効果(オートエフェクト)スキル】

  黄金の毛皮の効果で、ふんわり輝いて見える。【レベルごとに隠密-1】

 

・称号

 

 【悪魔公女(デヴィルプリンセス)lv1】new 【悪魔の創造主】 【魔界の聖母】 【美食家】

 

 【異界転生者】 【公爵家令嬢】 【聖王国の姫】 【伝説の聖女】new

 

 備考:

 【魔神(デヴィル)lv2】【魔獣(ビースト)lv1】の称号は、【悪魔公女(デヴィルプリンセス)lv1】に格納。

 【聖王国の聖女】の称号は、上位称号【伝説の聖女】に統合。

 

・装備

 

 【呪われた聖魔のドレス】

  大悪魔(アークデーモン)の特殊体、数体により作られた遺失物(レリツク)級の黒銀ドレス。

  靴、下着、一体型。魔獣(ネコ)モード時はリボンに変形。

  海産物に呪われているため、海産物の干物が自動召喚される。

  効果:『魔力結界』『自動再生』『形状変化』

 

・評価

 

 外見は精巧な【人形】のように冷たく、人間に本能的な【畏れ】を抱かせるが、小市民的な思考による奇妙な人間臭さが、それを微妙な加減で中和している。

 心の中で【世界】にツッコミを入れている為に普段は口数が少なく、周囲の者達からは【深窓の令嬢】に見えている。

 ユールシアと接する時間が長いほど【精神耐性】のレベルが上昇する。

 以前は強大な力を持つ幼児だったため人から畏れられたが、成長するに従いアンバランスさが解消され、人を自然と魅了するようになった。

 




ほぼ同時に第一話をあげております。

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― 新着の感想 ―
ステータス、英雄系で100~300前後、はいいけど、ユルさまの数値を見ると防御だけ英雄系程度「しか」ないというのが、なんか笑える。 スカウターが火を吹くぜ! 海産物に呪われているため > 何度読んで…
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