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孰々草  作者: 喜悦楽壊
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募集結果シリーズ1 『あ』

タイトル通り募集した結果から書いております。


まさか最初のお題が一文字になるとは予想していなかったが一応制限に掛からないので頑張って書くことにした。

文学部日本文学文化学科の力を見せてやろう。


『あ』とは日本語で一文字目にくる平仮名のこと。いろは文字の場合は三十六文字目になる。

平仮名の『あ』は『安』を字源とした草書体だが、平仮名以前に存在した万葉仮名では字音仮名と字訓仮名の二種類あり、奈良時代の『古事記』『日本書紀』『風土記』『万葉集』などに見られる字音仮名は『阿』『安』が主に使用され、字訓仮名では『吾』『足』が使われた。


また、日本語における母音の一つでもある。

非円唇中舌広母音

何のことだか分からない人が圧倒的多数だろう。

説明しよう!

非円唇とは唇の形のことで、字のごとく円を描かない唇の形のこと。

中舌とは、舌の盛り上がる場所を指すので舌の中程を盛り上げる。

広母音は舌と上顎をもっとも離して調音、つまり出す音を作り出す。

調音の場所は意外と多く、口だけで細かく、唇・歯・歯茎・硬口蓋・軟口蓋・口蓋帆・舌尖・前舌・中舌・後舌・口むろ、とあり、さらには口蓋垂・咽頭・咽頭壁・咽頭盖・喉頭・声帯・気管・食道・鼻むろと主に口・鼻・咽・気管・食道に存在する。

さらに詳しく知ると耳鼻咽喉科の先生か言語学の先生になるだろう。私にそこまでの知識は無いのでここで終わる。


言葉は一音では表すことは不可能だ。

例えば「ん」 これは一音で疑問か了承を理解することは出来ない。

人は無意識に語尾の僅かなイントネーションで「?」や「!」を探り出し、表情や視線・それまで話していた内容から察する。

「あ」もまた同じで「あーっ!」「あ~?」「あぁ~……」などの僅かな語尾で聞き分けている。

言語は必ず多数の音によって組み立てられており、一音外しただけで違う言葉となる。

言葉の名の通り、言の葉によって成り立っているのだが私は言の幹を理解していない。

音声的・言語的な言葉のその本質は何か。

私達が音や文字として捉えているものの真の姿は何か。

恐らく永遠の課題ではなかろうか。

エノク書の解読により辿り着けるのかどうか。

頭が混乱してきた。

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