電車
正式には「電動機付き貨車(電動貨車)」であったが略称の「電車」が一般化したため、今では省庁及び企業でも「電車」と呼んでいる。
「電車」が世にも出たのは1879年のベルリン工業博覧会、ドイツの技術力はせか……ダメ?脳内会議で否決されました。
その2年後の1881年には世界で初めてベルリンで路面電車の営業運転が開始され、さらにその後1883年にフランスとイギリス、1895年にアメリカで電車の運転が開始された。
日本での運転は1895年、当時の車両が同年に創建された平安神宮神苑に設置されている、らしい。見たことがないので私は知らない。
私の通学手段だが、三半規管が弱いので進行方向の逆を向くとリバースしそうになる。しかし電車は好きだ。車はダメだが。
がらんとした車両、それも一番最後の車両に乗る。そして運転席側の壁に背を預け真ん中になるように立つ。
線対称な車内と車両を区切るドアの向こうがどこまでもつながっているように見える。通り過ぎる景色が堪らなく好きで、静かな車両にレールの上を通る時のガタンゴトンという音が響く、その時間は至福といっていい。
ただ、マナーの低下が目立つのが悲しい。
車内で本気の食事は止めていただきたい。
菓子・飲み物はまだよしとしても弁当を出すのはいかがなものか。
そして、口を開けて食べるのはご遠慮願いたい。
私は母から「みったぐね(みっともない)から口開けて食うな」と言われて育ったので、クチャクチャと聞こえてくるとかんに障る。
次に化粧を挙げねばなるまい。
手鏡で顔を直したり、口紅をしたりと、何時から電車はあなたの部屋になった。
時間がなかった、などと言い訳は無用。時間を作らないのが悪い。
頼むから男の幻想を壊さないでくれ。
日本の電車が時間に正確なのは世界的に有名な話だが、線引き屋のことはマニアの方々ぐらいしか知らない。
線引き屋とは、ダイヤグラムと呼ばれる運行計画の表図を作る専門職であったが、現在では職員が行っている。
ダイヤグラムの由来は横軸に時間を、縦軸に停車駅を書き、上りと下りの線を引いていくとダイヤが出来ることから、らしいが私は全く知らない。
線引き屋は全ての車両と各駅何分かかるかを知っていなければならない。
この線引き屋を知ったのは某映画だが、そのキャラクターにまず惹かれたのを覚えている。
電車は便利だ。しかしながら、時折死傷者を出すのも事実である。
便利とは危うい二面性を持つ。絶対の安全は無いが、それでも事故のないように勤める。
毎日ご苦労様です。
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