怖い人は怖い
「ふーとりあえず、学校にはいったらまずする事はあれだ、だちを作ることだな」
と誰もいないところで独り言を呟く正俊には友達はいるはずが無かった。
とりあえず、これから席替えまでは世話になる隣の人とは友達になろうと思っていた。
しかし隣は女子なので、いろいろと勇気がいることだった。
1時間後.....
「終わったか~」
(よしっ勇気を出して)
「あの~」
と声をかけるとその女はこちらを睨んできた。
(こっ怖い)
正俊はひるんで動け無くなってしまった。
(すごい威圧感だ••••)
すると突然
「いま、私の隙を見て首に包丁を近ずけ切ろうとしただろう」
といいだした。
(またおかしなやつだ••••••)
しかしその態度が気に入ったらしく、
「気があいそうだ。とりあえず言っとく、私の名前は斬葉 蓮野だ、よろしく」
と言った。
(いやいや僕は全く気が合わないのだが•••)
「よっよろしくお願いします」
と言うと
また睨み始めた。
「男らしくないから切る」
と言って本物の刀を出して来た。
銀色に輝いており、触っただけでも切れてしまう良いな気がした。
見た目は真顔で真面目だが中身は最悪であった。
(これまじなやつじゃん‼)
「とりあえず死ね」
「キャーちょっと待ってね!」(汗)
(どうしよう、この場を乗り切るには•••)
「じゃーねーお休み」
と言って刀を振り上げる。
「俺が何をしたっていうんだ!」
「男らしくないから」
「••••••」
正俊は言い返せなかった。
もうだめだと思ったとき、
「待った~」
ガキンッ
誰かが飛び込んで来た。
しかも何かが当たりあった音が聞こえたので見ると、なんとロボットDPの手から剣がでていた。
正俊この時は「助かった」や「ありがとう」と言えばいいのに怖がってしまった。
(こっちの剣もリアルだ)
「大丈夫?」
「あっああ」
「強いやつは好きだお手合わせしていただこう」
(馬鹿かよ、いくらロボットでも断るさ)
「望むところよ‼」
(あっあれ~)
予想外なことに、DPは挑戦状を断らなかった。
「よしっ、外でろ‼」
「わかったわ‼」
そして正俊を置いてきぼりにして、2人は教室からでていった。
「友達になろうと思っただけなのに、蓮野に隙が無かったな••••••」
そして2人が帰って来たのは3日後の日のことだった。