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第二十四帖 (一六一)
この方 明神とも現はれてゐるのざぞ、臣民守護の為に現われてゐるのであ るぞ。衣はくるむものであるぞ、くるむとは、まつらふものぞ、神の衣は人であ るぞ、汚れ破れた衣では神はいやざぞ。衣は何でもよいと申すやうなものではないぞ、暑さ寒さ防げばよいと申す様な簡単なものではないぞ。今は神の衣なくなってゐる、九分九厘の臣民、神の衣になれないのざぞ。悪神の衣ばかりぞ、今に臣民の衣も九分九厘なくなるのざぞ。の国、霊の国とこの世とは合せ鏡であるから、この世に映って来るのざぞ、臣民 身魂洗濯して呉れとくどう申してあらうがな、この道理よく分りたか。十月とは十の月ぞ、ととの組みた月ぞ。九月の二十八日、ひつ九のか三。
特殊文字詳細 :