表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
設定倉庫  作者: 采火
5/29

死にたがりの悪役令嬢はバッドエンドを突き進む。

■あらすじ


死に芸とか、死ネタほいほいとか、バッドエンドの申し子とかいう鬼畜シナリオライターの書く乙女ゲームの悪役令嬢として転生しました。

私が前世を思い出したのは、悪役令嬢死亡フラグカウントダウン一年前。もうこれ詰みゲーと思って悟りを開いて余生を生きることにした私だけど……


婚約者の溺愛っぷりが突き抜けたり、ヒロインと親友になったりして、私死なずに済む感じ?




■ゲーム概略


『騎士とドレスと花束と』

花屋であるシンシアが主人公の王道シンデレラストーリー。王女と発覚した彼女が四人の騎士達に守られ愛を育んでいくというと聞こえはいいが、死に芸シナリオライターのせいでプレイヤーはイケメンの出るホラーゲームをしている気分になると評判。


『騎士とドレスとヴァイオリンと』

イガルシヴ皇国の学園が舞台。ヒロインは音楽家の女生徒。自分だけの騎士を見つけるのがテーマ。そのため騎士科の生徒以外も攻略者になっている。公式時間軸は明らかにされていないが、世界観は前作と同一。




■登場人物


スーエレン・クラドック

悪役令嬢。現18歳。前世、事故死による享年26歳。金髪赤目。エルバートの婚約者。

前世で万年いじめられ体質だったため、達観しすぐに諦める癖がある。記憶が戻る前は両親の屑っぷりを間近で見ていたせいか、無感動で無機質な人形のようだった。エルバート様の溺愛にいつまで経ってもたじたじ。


エルバート・リッケンバッカー。

侯爵家の一人息子。21歳。銀髪金目。悪役令嬢スーエレン・クラドックの婚約者。シンシアの騎士。

柔らかな物腰のいわゆる優男系。溺愛っぷりは攻略者随一だが、一歩間違えるとヤンデレルートに入る。スーエレンを気にかけるようになったのは、彼女が記憶を取り戻してから。シンシアの「婚約者に花はいかが?」という出会いイベで、形式的に渡した贈り物に微笑んだスーエレンに恋をした。


シンシア

ストロベリーピンクの髪にアイスブルーの瞳の美少女。現在16歳。前世は農業高校出身。享年17歳。

正義感が強いヒロイン。前世、いじめられていた子を庇って自分もいじめの対象になり、庇っていた子のヤンデレによって無理心中させられる。前世からセロンの女と言ってもいいくらいセロンに夢中だった。


セロン・バステード。

セロン・オブリー・イガルシヴ。

20歳。黒髪緑目。イガルシヴ皇国第六皇子。シンシアの騎士。

寡黙で秘密を多く抱えるミステリアスな騎士。王位争いから逃れるために身分を隠して騎士になった。攻略ルートは難易度高めですぐに死亡フラグが立つ。ヒロインによる攻略補正で美味しいところをかっさらってく。エルバートがカッコ悪く見えるのは大体こいつのせい。


チェルノ・ゴドウィン。

男爵家長子。18歳。赤毛茶目。シンシアの騎士。

お兄ちゃん気質で面倒見のいい人。恋愛観も普通で攻略もしやすい、公式おすすめの攻略者。「結婚するなら?」のランキングでは一位を取るほどの安定感がある。


アイザック・ジンプラー。

伯爵家次男。15歳。四人の中で身長が低い。茶髪黒目。シンシアの騎士。

弟属性を持つちょっと甘えたがりな人。生真面目で時々融通が効かない所もあるけど、その分一途にヒロインを愛してくれると公式のお墨付き。チェルノと合わせて二大看板な所がある。


オズワルド・ディズレーリ・イガルシヴ。

イガルシヴ皇国の第二皇子。俺様ゲス野郎。

セロンルートのラスボス。乙女ゲーム内ではプレイアブル可希望が殺到するほどの人気キャラではあったが、現実のオズワルドの言動はただの最低鬼畜な下衆野郎。装飾過多な剣を持つ。皇族意外には負けないというゲーム補正のチートを持っているため騎士より強い。


ユリエル・マクベイン。

隠れキャラ。オズワルドの第一騎士。

グレーのシルクハットにマントの貴族風紳士。ダークブラウンの髪に糸目。飄々としていてつかみ所がない。スーエレンの母性にやられた人間その一。他人のものほど欲しくなる性格は、オズワルドと似たりよったり。


フェイ・ヤング医師。

イガルシヴ皇国の医者。中立派。スーエレンの担当医になる。


ディープブルーのキーロン。

紺色同色もち。反第二皇子派でオブリー家がユリエルの元に送り込んだ間者。通常はユリエルの配下として動く。乙女ゲーム内ではセロンとユリエルルートのサポートキャラ。スーエレンの母性にやられた人間その二。


アルフォンス・リッケンバッカー。

エルバートとスーエレンの息子。銀髪赤目。前世もち。『騎士とドレスと花束と』の続編である『騎士とドレスとヴァイオリンと』の攻略者。スーエレンの過保護っぷりと、エルバートの息子にも容赦しない嫉妬っぷりに三歳児にして色々悟る。


クラドック侯爵夫妻。

スーエレンのどうしようもない悪徳両親。『花束と』の全ルートに出てくる悪役。断罪回避は不可能な奴等。人身売買、売国、王位乗っ取りなどなど……余罪が尽きない。


オーレリア・サルゼート伯爵令嬢

アルフォンスの婚約者。続編の悪役令嬢。


第10回ネット小説大賞 一次選考通過

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ