上履きをはいたバレリーナ
■あらすじ
放課後、人気の少ない校舎の踊り場で、くるり、くるりと踊っている主人公・入宮瑠花。
入学早々に事故に遭った彼女は、事故による怪我のせいで、生き甲斐であるバレエを止められていた。
人の目を盗み、こっそりと踊る少女。
だけど、彼女の怪我はそんな軽いものではなく、ふとした拍子に踊り場から転落してしまう。
そんな彼女をすくおうとしたのは───二人の男子生徒だった。
怪我のせいで夢であるバレエダンサーを諦めないといけないかもしれないという焦りのなか、医師の判断を待てずに踊り出す瑠花。
それを叱咤するのは幼馴染みの少年、。
それを応援するのはクラスメイトの少年。
対称的な二人の少年と、恋と夢で揺れる少女の、淡い青春のお話。
キラキラとしている瑠花を本物の舞台へと押し上げる為に、僕は今日も彼女のために音色を奏でる。
■登場人物
入宮瑠花
千治のクラスメイト。バレエダンサーを目指していたが事故による怪我が元で、コンクールに出られなくなってしまった。現在リハビリ中。
柳田千春
吹奏楽部一年のサックスパート担当。控えめな性格。
岩松嵐
瑠花の幼馴染み。バスケ部のエースになる男。
【ストーリー】
瑠花が踊るのを見る千春。
嵐と助ける
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保健室で起きるのを待とうとすると嵐に追い返される
↓
もう一度瑠花が踊ってるところを見つける
事情をきく
コンクールに行けるように応援することを決める
↓
放課後の自主練習の時に千春とこっそり練習する
↓
瑠花の怪我が悪化
↓
嵐にバレる
↓
千春、お見舞いに行く
コンクールに出させて貰えないことを知る
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バレエの先生に訴えに行く
「怪我がさらに悪化したら駄目。完全休養期間は守りなさい」
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やれることはやる(手の動き、表現のイメージを千春と話し合う)
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練習再開
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コンクールに出場する
第七回書き出し祭り
第1会場 総合38位 会場12位 15pt