渡華記
■あらすじ
国の内乱から逃れるため、女の身でありながら海を渡った珀明は、たどり着いた大陸の国・泰連国で兄と再会する。そこで兄を目にかけている泰連国の重鎮に「亡命を許す代わりに、王の妃になってほしい」と言われた。
言われるがまま、いざ後宮へと入った明を待ち受けていたのは、陰湿なお妃様によるイジメ。そんな異国である泰連国で無知な明をイジメから救ったのは───妃に扮した泰連国王・静月だった!?
■登場人物
珀明(朱鷺)
主人公。年齢21→17に。祭りの舞いに特殊な力がある。船での戦闘シーンにいれる。
珀怜央
明の兄。敬語キャラに。最後の方で歴史編纂部に任命される。記憶力完璧。
静月
ヒーロー。変装術のプロ?
苗江春 明の女官
如宇澄 静月の武官
蘇利超 三槐
李心軒 三槐
盧志恒 三槐
丁峰維 怜央の同僚
盧淑妃(梔子) 宮妃
李徳妃(孔雀緑) 宮妃
姜子奇(許荀) 敵
■楫枕
『ふいて、よしなに、さらりと、そよげ。月をかぞえて、ひ、ふ、み。二八の月は陸へと参らん。不繋之舟こそ、ゆきゆきて。海千山千、龍神参賀はわだつみに。垂糸海棠、僻目はならぬ。たとえ異土でも、沓の子打てば同胞よ。天地玄黄、万物一指の逆旅なり。一路の平安、こいねがう───』
■ストーリー
伎で革命が起きる。王弟派と皇太子派の二派の大きな争いは名門貴族をも二分した。名門珀家は王族末裔のため不穏分子を消すべく一族が殺され、王弟派に終われることになる。唯一留学していた怜央と、一族総出で守った直系の明が国を脱出することで二人生き延びる。
1 推敲。ここでつまる人が多い。
2 子奇の目的をはっきりと。許旬は名前だけ借りる。肉体も不滅。明を狙う理由→利超をおびきだすため。
3 伎国が子奇と手を汲んだ理由→丸め込まれたから?
4 怜央は祖母から預かっていた御霊札を利超に渡した張本人→それが縁で蘇邸に居候
■用語
泰連国首都雲架(静月の国)
伎国(明の国)
泰連は伎環の海を隔てた北西側。
伎は赤道近くの温かい島国。
国試
選試(本試験)
学舎予試(一次試験)
蘇家
雲架城下東区
七彩架
紅は吉兆。
黄は忠誠。
翠は厄除。
藍は不滅。
紫は富貴。
白は死。
黒は知。
静月の宮は静月の母の宮・芙蓉宮。
伎国 王子
泰連 皇子
カクヨムコン3
読者選考突破