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うねび倉庫  作者: 采火
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■あらすじ


慧芽は古今東西の学を修めることで有名な一族・梔家の才媛の一人。そんな慧芽へある日、離宮に匿われた姫君を皇妃足る淑女に仕立てるよう、勅命がくだされる。忽然と現れた皇帝の妃候補。慧芽は訝しげに思いながらも、姫君の世話役兼教育係になることを引き受けたけれど……。


「姫様! いい加減、お衣裳を着てください!」

「イーヤー! 動きにくいの! ヴェラはダンナサマに会うんだからジャマしないでよう!」


皇帝の妃候補はまさかの竜!? 竜が人になれるなんて数多の書物を読んできた慧芽でさえ知らなかったが、どうやら「皇帝がつがい」である紫雲竜ヴェラは特別な竜らしい。

その特別な竜を己の治世に組み込もうとする腹黒皇帝陛下の勅命の下、同じく勅命を受けた護衛武官・克宇と共に、人の常識すらままならない竜の少女ヴェラをあの手この手で躾ていく、慧芽のちょっと変わった教育生活が幕を開ける。



■登場人物


梔慧芽(し けいめい)

黒髪黒目。

ヴェラの教育係。文官の筆頭一門である梔家の長女。18歳。梔家の才媛の一人に数えられる。(才媛梔地)


関克宇(かん こくう)

黒髪茶目。

ヴェラの護衛役という名のストッパー役。武官。21歳。国で三番目に強いと言われている。(一番二番は左右大将軍)


ヴェラ(貝拉、維拉)

紫雲竜。俗に言うサンダードラゴン。316歳。紫の鱗・髪、金色の瞳。雷を操る。竜体には常に帯電しており、触れるだけで感電する。番だけが波長を合わせられるので平気。人体は見た目年齢16歳くらい。帯電してるからか腰までの髪が静電気でふわふわしてる。かなりおおらかな性格で、細かいことに頓着しない能天気な竜。服が窮屈ですぐ脱ごうとする野生児。皇太子・軒炎の番。


劉軒炎(りゅう けんえん)

皇帝。18歳。左目の下に泣きぼくろ。色気たっぷり。溺愛のふりした腹黒。最初はヴェラを飼い殺そうとしたけれど、だんだん絆されていく。


飛馬典

看守。赤毛。南方の亡国の生き残り。竜に祖国を滅ぼされたため、竜を恨んでいる。ヴェラを排除しようと企む。


六花竜ヒューロ

白灯竜バン


梔文仲

慧芽の父。動物と話せる。


遊々

梔家の家礼。


白梅

後宮筆頭女官


望月

官吏。軒炎の隠密でもある。



■プロット


ミステリは5W1Hを逆から

いつ 夜、寝静まった後

どこで 離宮の厨房で

だれが 飛馬典が

なにを ヴェラを

なぜ 二十年前に白灯竜に国を滅ぼされ、竜に恨みを持つ。祖国は海を渡った別の大陸にあったため、天峯国にまで国が滅んだ理由は天変地異、火山の噴火、竜の吐息と情報が錯綜した。

どのように ヴェラを毒殺しようとする。ヴェラ専用の食事に毒を混ぜ込もうと画策。馬典のように竜に恨みを持つ人物たちがいて、彼らが竜にも効く毒を開発していたが実践が初めてのため不発。使用した毒は蠱毒。竜殺しの酒も馬典が皇帝に推薦したもの。食器に塗られている漆に毒が混ざっている。



プロット

1.序

2.紫雲竜の生体と披露目の予定

3.日常(慧芽の紫雲竜観察日記回)

4.日常(ヴェラのご飯、餌付け)

5.日常(竜の講義回)

6.脱走ヴェラ。朝、起こそうとしたらいない→口うるさい慧芽にキレたヴェラの電撃で慧芽倒れる

7.実家で療養(父との会話)

8.実家で療養(紫雲竜の生体を改めて調べる)

9.克宇の見舞い(ヴェラが危害を加えてしまったために牢屋に入れられたことを知る)

10.ヴェラの仕置き部屋(人が弱いことを知るヴェラ)

11.市井見学(慧芽がヴェラを市井に連れ出す)

12.市井見学(手鏡を克宇がくれる)→実家いく

13.再教育スタート、看守の差し入れ(石牢の件から顔見知りになった看守とのやりとり)

15.狙われるヴェラ(ご飯が美味しくないと言うヴェラ。毒)

16.慧芽への脅迫(馬典の悪事がばれる)

17.暗躍する克宇(皇帝とのやりとり、黒幕探し)

18.ヴェラの怒り(慧芽が馬典に殺されそうなのをヴェラが見て怒り、竜化)

19.事件解決(克宇とヴェラが実力行使、皇帝の後始末)

20.目指せ龍妃(ヴェラと慧芽の決意)



■用語


紫雲竜ヴェラ

白灯竜バン

六花竜ヒューロ


梔家の八才媛(政、商、芸、文、医、天、地)=政治学、経済学、美学、文学、医学、天文学、生物学


紫禁城



■第二章 あらすじ


龍妃というお飾り妃になったヴェラ。後宮に居を移し、慧芽とヴェラの新たな生活が始まるけれど――?


「あれが竜?」

「まるでお子様ね」

「なんて下品な」


ヴェラに向けて囁かれる陰口。本人はてんで気にしていないし、嫌がらせで送られてくる虫や蛇の死骸を「おやつ!」と言って目を輝かせている始末だが、慧芽には頭痛の種の日々。

そんな中、皇帝から慧芽へと新たな勅命がくだされた。


「ひと月後の秀女試験に、ヴェラを合格させよ。」


また無理難題をふっかけられた慧芽は、悲鳴を上げながらも克宇とともにヴェラの淑女教育の日々が始まるのだった。



■イラスト


鶯埜 餡 様

挿絵(By みてみん)



自作 タイトルあり

挿絵(By みてみん)



自作 タイトルなし

挿絵(By みてみん)





2021_05「第十ニ回書き出し祭り」第3会場

総合12位 会場3位 33pt


2022_06「ネット小説大賞十」二次選考通過

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