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グランファミリア  作者: Nagi
1章 はじまり
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初討伐

「すごいな、こっちも負けてられないな」

「そうだね、外での記念すべき初討伐だからね」

 そう言い合い、二人はバケモノに向き合う。

瞬間移動(テレポート)

 ソラがバケモノの背後に回る。

停止(ストップ)

 すかさず、レイがバケモノを停止させる。ソラはバケモノの背中めがけて剣を振る。ゴッ、鈍い音が響く。血ではなく毛が散る。

「嘘だろ」

 ソラは驚愕の表情を浮かべる。


 その後も、二人は隙をみては攻撃を繰り出すが、全てバケモノの体毛に防がれてしまう。

「どうするの?」

「本気でやるか」

「そうだね、やるしかなさそうだもんね」

 二人はバケモノを真っ直ぐ見据えて立つ。


「「封印解除(アンシール)!!」」


 二人がそう言ったとたん、封印されていた力が解放される。それを感じたバケモノは少し後ずさる。

 ソラとレイはファミリア能力で力を封印していた。力を封印することで、自分たちの能力を周りから隠すことができる。また、封印した状態でどこまで通用するかためしていた。

「さっさとけりをつけるぞ」

「行こう」


 二人はソラの瞬間移動でバケモノの周りを移動して撹乱する。バケモノはそれを見て混乱する。すかさず、二人はバケモノに剣を入れる。今回は毛に阻まれることなく、剣が通る。命の危機を感じたバケモノは、大きな雄叫びを上げて暴れまわる。それをレイが停止で止める。さらに、ソラが瞬間移動を連続で発動し、バケモノを様々な方向から切り刻んでいく。

 少しして、糸が切れたようにバケモノが倒れる。そして、静寂がおとずれる。

「全力は疲れるな」

「そうだね」

「おつかれ」

「おつかれ」

 お互いを労い合い、拳を合わせる。

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