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グランファミリア  作者: Nagi
1章 はじまり
10/20

準備開始

学園長の部屋を後にした二人は、町へ戻ってきた。

「よし、これで旅に行けるな」

「何言ってるのさ、何も準備していないじゃないか」

レイがソラに詰め寄る。

「準備って言っても何するんだよ」

レイに圧倒され少しのけぞる。

「まずはお金を集めないと何もできないよ」

「貯金だけじゃ足りないのか?」

「確かに学園にいたときに貯金してきたけど、それじゃおこづかい程度にしかならないよ」

「そうか」

ソラはこれからって時にやる気をそがれた気分になる。

「だからお金を稼ぎに行こう」


「なるほどな、それでここか」

二人はファミリア協会に来ていた。

「僕たちはもうファミリアを作ったから、ここで仕事を受けられるんだよ」

依頼が貼られたボードの前へ行く。

「たくさんあるな」

「どれにしようか迷うね」

依頼が書かれた紙をぺらぺらめくる。


しばらくして、ソラとレイは互いに一枚の以来を持って集合する。

「何を持って来たんだ?」

「僕は、素材採取だよ。ある鉱石を採って来る依頼らしいけど、なんでも難しいみたいで、報酬が良かったんだよね。ソラは?」

「俺は、バケモノの討伐にしてみた」

二人はそれぞれの依頼の紙を見せ合う。

「先にソラの依頼からやった方が良さそうだね」

「そうだな、被害も出てるみたいだしな。早速、依頼を受けに行こうぜ」

ソラとレイは二枚の依頼を持って受付カウンターへ向かう。


カウンターでは、シスが先にいる人の対応をしている。二人は順番を待つ。少しして受付が空き、依頼の紙を出す。

「早速依頼を受けるんですか。頑張りますね」

シスはソラとレイに微笑みかける。

「旅の資金を集めないといけないからさ」

「今の状態じゃ全然足りなくて」

それぞれ、今の状態を説明する。

「そうですね。じゃあ、受付を始めます」

シスが依頼の紙を読む。

「あ、この二つの依頼はなかなか成功者が出ていないものですね。けっこう厳しい依頼ですが大丈夫ですか?」

「やっぱり、そうですよね。ソラ、どうする?」

「もちろん、両方やるよ」

ソラは当然だろと言わんばかりに笑う。

「ソラならそう言うと思ったよ」

レイも笑う。

「それでは、依頼の受付を続けますね。まず、依頼の期限は一週間で期限を過ぎた場合、依頼をキャンセルする場合に罰金がかかります。報酬は成功した場合にお支払します。よろしいですか?」

「おう!」

「はい!」

二人は元気よく返事を返す。

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