表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武侠大戦  作者: 東武瑛
1/8

油断

明末清初の中国

広東

曇り空の荒野で二組の男達が入り乱れ、殴りあい蹴りあい戦っている。

やがて一組の男達が全員ダウンする。

勝った一組は倒れた仲間を馬に乗せ去って行った。

邸宅

「でかしたぞ」初老の男が男達に言った。

「しかしボス、奴等は仕返しに来るでしょう」

「劉、お前達なら大丈夫だ」初老の男は言った。

「さらに今から殴り込みするというのは」劉が言う。

「いや、お前達も疲れている。休め」初老の男は言った。

「わかりました」劉は言い男達と部屋を出て行った。

「明日、奴等の道場に行って息の根を止めよう」初老の男は呟き部屋を出て行った。

女郎屋の看板

「おう来たぞ」劉が男達を引き連れて言った。

「マア、劉さん。お久しぶり」女が言った。

「今日は祝いだ。皆飲め」劉が言う。

「いらっしゃい」女達が口々に言った。

劉達は女達に囲まれて座り酒を飲み始めた。

外では雨がぽつりと降り始め、やがて雷雨となった。

「きゃー、怖い」女達が言う。

「雷ごときで驚くな」劉は言った。

ギィッ。突然、扉が開き、陣笠を被った男達が立っていた。

「何だ。お前ら」劉が言うと男達は剣を抜き切りかかって来た。

酒に酔った劉達は逃げる間もなく全員切り殺された。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ