表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/14

啓示

「スキルでしょ、ジャンヌの───。 」



「はい? 」



少し、成り行きが思った通りに進みすぎている。



此処にいる外道魔導士集団は、僕の狙っていた獲物だった。



これをしとめるために4区まで、足を運ぶ予定だったのだが、なんと途中で向こう側から来てくれたのである。



偶然、と片づけることもできるかもしれないが、普段、第4区を根城にしているという僕の推測は、どう考えても間違っているとは思えない───、此処は第3区と第4区の境目より、少し(といっても、10kmほど)第3区側の土地だ、予定より早くこいつらと出会ったのは、今夜偶然、こいつらが少し遠出して獲物をさがしていたからだろう。



そして、僕の計画通りに第4区を徘徊していた場合、こいつらにはで会えなかっただろう────。



そう....彼女(ジャンヌ)が叫び声を上げなければ────。



「ふふ、ばれてしまいましたか───、とはいっても、『これ』ばっかりは私の意思とは関係なく発動してしまうものなのですが.....。」



ジャンヌがアハハと少し笑って、獲物達の方向からこちらに体を向ける。



「....関係なく...? 」



「はい、これは『主よりの啓示(ディシグネルリベレーション)』という、スキルの御業ですね....正常には作動していませんが....。 」



「───、へぇ...。 」



僕はそこで理解した。



「───、もう....理解してしまったのですね。 」



そこでジャンヌは金色の睫毛を少し寂し気に揺らした。



その、静かな眼差しから、僕は少し目を逸らした。



「あの瞬間───、あぁ、あの....自分でいうのはなんだか恥ずかしいのですが、私が取り乱してしまったときにですね....。 」



「うん」



聞かなくてもわかってしまったが、とても寂しい目をしている彼女を前に、それを口にすることはできなかった。



「私の....最期(じんせい)が見えました....。 」



「....。 」



ジャンヌが、できるだけ気持ちを吐き出せるように、僕は相槌を打つ。



「それも、傍観席で....私の人生を歩む主様が見えました....それで。 」



「もういい、....わかってる。 」



次は、言葉で彼女から目を逸らす。



彼女のスキル、『主よりの啓示(ディシグネルリベレーション)』は、彼女を彼女たらせる、彼女の人生(おはなし)そのものといえるスキルだ。



彼女は、ただの農夫の娘だった....しかし、ある日、神の声を聞き行動をおこした。



その声こそが、このスキル『主よりの啓示(ディシグネルリベレーション)』である。



「このスキルは....君を呪うためにあるものだ───、僕が断言しよう。 」



「そっ...それは....。」



このスキルは呪われている。



確かに、このスキルは、ただの娘を、救国の英雄にまで押し上げる、神の御業そのもの....だが。



「その世界がどうすればうまくいくか、それを君に知らせるために───、いや、ただの神様の尻拭いをするためだけに与えられた、腐りきったスキルだ....。 」



そう、今その時代において、その世界がうまくいくにはどうすればよいかを告げる。



神からの知らせを受信するためのスキル。



故に、彼女の意思で発動することはなく、その世界において彼女が必要なくなれば、黙り込み、結果として彼女をこの世から葬った最低最悪のスキルだ。



「────、今は、主様こそが、私の主です....。ですが、その発言はっ 」



「うん、だけどだ。 」



何度も彼女の発言を遮る。



これは、今僕の信頼できる唯一の人物を救うために、



「───、そのスキルが、今僕達の行動の手助けをしたということはだ....。 」



今度は、逸らした視線を、深呼吸をして真っすぐ彼女に向ける。



「今この世界に、僕たちが必要だってことだよ....ジャンヌ。 」



これは、今は彼女以外何もない僕が、この世界を救う物語だ。

肋骨がいたい....それも右の、肋間神経痛でしょうか??

詳しい人、ヘルプミーです....。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ