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謁見

陽の国(ヴァタ) 首都フレリアス 第1区。



太陽の主権をもった片儀の神王、エステナ=ソル=フレリアスの居城がある。



エステナ王、その御身は、この国いや人類最強の魔法の使い手として名高く、その魔法は、最高位魔法と称され、神域の頂点、すなわち対極とまで謳われるほどである。



エステナ王は、陰の国(チャンドラ)の神王であるルナ=アルテ=ティスタトスと並び、この世界において、人類二代目の王である。



星々は陰陽分かつ二人にそれぞれ光を与える────、依って両者とも、人間でありながら、その御身は神域に達す。



国民は畏れ、賢人はそれを疑わず、詩人はこれを詠う。



即ち、人間世界において、この二人は(ルール)であり決まり(せかいそのもの)である。



魔に侵された土地に、人類の居所を獲得したのは先代の王の力だが、今もこうして、人類が生きるための土地を魔の手がありながら安全に使えているのは、一重にこの二人のおかである。



「─── 、入れ。 」



よって、人類にとって王への謁見など、神への直談判級に愚かなこと故、宮廷魔導士以外に、第一区に立ち入るものなど、少なくとも、陽の国(ヴァタ)には存在しないはずだが────── 。



「はい 」




ずかずかと、現代日本にいて木材でできた巨大ば扉を超えて、ボロボロの学生服を着た少年と人形のように可憐な少女が王の眼窩に収まる位置、玉座の下に構えた。



スッと見つめる王の瞳の黄金は、どこか太陽を思わせるような、燃え上がるような色をしている────、が、彼の目は不自然に冷めている。



「──── 、頭が高いな....」



玉座に座したままの王は、ボソリとつぶやく。



その言葉に、少女がピクリと金色の睫毛を、やや訝し気に動かした。



些細な動作であったが、王はそれを見て、(てのひら)をさっと、華麗な所作で少女に向ける。



「──── 、得、よい....別にひれ伏せとは言ってない。 」



王は、見た目は、10代後半のように見えるが、立ち振る舞いこそ、流麗この上ない王の所作だ、声は、見た目からは想像もつかない程に、低音で低温だった。



此の王はたったこれだけの動作で、厳格さ、雅やかさ、至極の冷徹さですら、覇気として振りまいた、それは10代やそこらで身につけられるものではない。



神王といわれているほどの人物である、もしかすると、王の体は歳をとらないのかもしれない。



そんな彼を前に、少年は、依然として表情を崩さず、少女は、少々抑え気味だった敵意を、ばれてしまっては仕方ないというかのように、おもいっきり鋭く王を睨みあげた。



「─── 、今迄、俺に顔を自ら晒すは親父と彼の馬鹿女しかいなかった故の疑問だ、女...警を解け。 」



王が直々に少女へと命を下す。



彼の言葉は、冷めていながら重く、のしかかる。



流石の少女も、引き下がったように、少し会釈で謝罪の意を示す。



「─── 、俺はそこ二匹に発言を許可する....手間取らせず、簡潔に望みを述べよ....。 」



「はっ....陽の国(ヴァタ)の住民印の授与、付いては───。 」



少年が口を詰まらせる。



「どうした───、俺は手間を取らせるなと言ったはずだが。 」



王の言葉を浴びた少年は、戸惑いのため俯いていたが、表をあげた。




「では、僭越ながら....僕、いや───私、八統翳浬を両儀将(ジェネス)に任命していただきたい。 」





更新が遅れたことと、展開が意味不明なことに謝罪させていただきます。


次話で、つなぐのご了承を。

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