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夕月  作者: 白州藍樹
23/50

ⅩⅩⅢ

 その日のページはそれまでと少し、違った。きらびやかな言葉を、凝って素敵な文句をたくさん見ていたから、不思議な気がした。ひとひらの花びらが舞うようにふわっと温かくて、過ごした時間のやわらかさが薫るよう。こんなに穏やかなページは初めて見た気がして、よかったね、とまず書いて、微笑んでしまう。

月ちゃんに良いことがあって良かった。あたしにはただこうしていることしか出来ないけれど、あの子が嬉しいと嬉しいの。こちらは息が詰まる場所で、冷たくて、あたしはあまり好きではないの。でも、それでも居てくれる彼女にほんとうに感謝していて。いつも守ってもらって、ばかりで。

 月ちゃん。

 いつもありがとう。

 あたしも、今度、お会いしたいな。

 揺れる字でそう続けてみる。

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