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夕月  作者: 白州藍樹
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ⅩⅩⅡ

 帰って、もう日記のように習慣になった夕宛のメッセージを綴る。友達ができたのよ。私たちと趣味が合って、センスもあって、すごくいい子なの。また会いましょうって約束したわ。今度はお洋服を見に行くの。良かったら夕も、来ない?その子の名前はね……。

 フィクションではない良いことは久しぶりだった。いつも見聞きした物語の中で素敵なことを見つけて書いていたから、本当に新鮮な気がした。書く手もいつもよりずっと滑らかだった。

 夕は。

夕にとってはどんな気分かしら。私には意味のあることが、あの子にはどうかしら。

奈緒なら、たとえ知り合ったばかりでも、あの子と仲良くなれる気がした。私とあんなにお話しできるなら、夕とだったらもっと会話が弾むはず。だって、私より夕の方が好みが合うもの。

あなたに似ている子よ、と末尾に書き添えて、さっそく使っていたこの日買ったばかりのペンを、チェリーのノートに掛けておいた。

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