主な登場人物紹介と補足【挿絵有り】
イラストをプチカ様にいただきました!ありがとうございますありがとうございます!
○日向 未来(15歳)
一人称 俺
ごく普通の少年だったが、交通事故で体を致命的に損傷した。
運ばれた病院で脳死状態だった少女「上田早苗」の体に脳移植され、奇跡的に一命を取り止める。
結果、桁外れの美少女として新たな人生を歩むことになった。
自分の体を「早苗ちゃん」と呼び、精神とは別物として考えている。
体の持ち主である「早苗ちゃん」が恥をかかないように、服装、髪型、立ち振るまいには気をつけている。精神に付属する言葉遣いだけは日向未来としてのアイデンティティだと思っていた節があるものの、徐々に変化しつつある。
母子家庭で兄も母も働いているので家事はそつなくこなす。特に料理が得意で好き。みりん○○cc、醤油小匙1、なんて作業が理科の実験みたいで楽しい。
お化けや幽霊が怖いビビリな臆病者。
非力で小さな女の子の中に入って、周りの人間が巨人のように大きく見えてしまい、その上、性的な目で見られるのが怖くて男性恐怖症気味に陥っている。
○竜神 強志(16歳)未来のクラスメイト。
一人称 オレ
身長190cmの長身。ヤクザ顔の上、言葉遣いも悪いが意外と温厚で声を荒げることも無い。将来お巡りさんを目指している。
「自分の親戚が未来を轢いたから」と、未来の護衛を買って出ていた。
十数人の男に囲まれ喧嘩を売られても平気で受けて立てるし、十数人の女に囲まれて罵倒されようともぼーっと聞き流して忘れられる強メンタル。
が、好きな女に泣かれたり怖がられたら一気に落ち込んで戦闘能力0になるという最大の弱点あり。
友人達の盾ポジション。
※「親戚が未来を轢いた」というのは嘘。
脳移植の検体である未来を観察するために傍にいる「監視者」で、常にICレコーダーで音声を保存していた。現在は解任された。
結構早い段階で未来に惚れていたけど、未来が好きだと研究所の連中に知られれば「竜神強志に監視者の資格なし」と烙印を押され未来が研究所送りになってしまうので、心拍数さえコントロールしなければならない生活を強要されていた。
○花沢 百合(15歳)未来のクラスメイト。
一人称 私
探偵チェーン店の社長ご令嬢。自身も有能な探偵。
身長170cmの長身で固めの男言葉を使う。黒髪を腰まで伸ばし、黒の睫にくっきりと彩られた切れ長の目をしたモデルのような中性的な美人。
男からも女からも嫌われる性格をしていて自覚もしているが全く気にも止めない唯我独尊タイプ。女の子しか愛せない女。
だんだんと未来にあたりがきつくなっているのは、多少痛めつけても凹まないと学習してしまったから。好きな子は苛めたい。もっと泣かせたい。
黒板に書かれた、(完結編)で竜神に問い詰められたときはぐらかしてるのは、竜神を全く信用してなかったから、弱みを握られたくなかったせい。
割と早い段階で、竜神に対して「こいつは裏切らないな」と信頼を寄せている。
未来を守る盾として評価しているだけなので、あくまで竜神自身はどうでもいい。むしろ嫌い。玄関に網戸~で素麺茹でにこいとメールしたのも単なる嫌がらせで、竜神が嫌そうな顔をするのを想像して一人で笑ってた。
友人達の矛的ポジション。家業の関係上、護身術を身につけているので実は強い。
核家族の一人っ子。
○浅見 虎太郎(15歳)未来のクラスメイト。
一人称 僕
茶色と青色のオッドアイ。目付きはきついが、無意識に色の違う瞳を隠そうとしているせいで睨むような視線になっているだけなので普通にしてれば純然たる美形。
頭もよく顔も良く身体能力も高いと言う超高スペックなのだが、コミュ力が0通り越してマイナス。15年間友達が一人も居なかったので、未来(対人恐怖症気味)にさえ心配されるレベルでボッチをこじらせすぎている。後輩である達樹もうまくあしらえない。むしろなめられてる。
常に「参ったなあ」「困ったなあ」「どうしようかなあ」と弱っている。
ただし、有事の際の判断力は竜神に続くほどに俊敏。
人生の殆どを塾、予備校、勉強、空手の道場通い(祖母が乱暴された過去があるので、女を守るためにと通わされた)で費やしてきたため、マンガもアニメもゲームも殆ど知らない。ネットもしない。会話の引き出しなど一つもない。
痴女に襲われても対処さえ出来ない自分が情け無くて、いい加減人付き合いを頑張ろうと水面下で行動中。
核家族の一人っ子。
○王鳥 達樹(15歳)中学三年生。
一人称 おれ
中等部サッカー部のキャプテン。
うるさくてやかましくてすぐ感情的になるチャラ男だが、高校サッカー部の2年生と3年生の喧嘩を一人でおさめたこともあり(エピソード削除済み)、部活の先輩からの評価は意外にも高い。
女子全般を下に見ていて、自分本位のアプローチを掛けたりする。が、美穂子と百合だけは別。美穂子はなんだか恐れ多いし、百合に至っては普通に怖いと思っている。
未来が大好きなくせに、平気で暴言を吐いたり喧嘩してしまう子供。
※女を下に見るのは小学校4年生の頃母親のガチな浮気現場を目撃したせい。女なんて対等に扱う必要もない信用するに値しない生き物と擦りこまれている。両親離婚済み。ぼちぼち「人間の欠点に女も男もねーのか」と気が付いてバランスいい感じになる予定。
父親と二人暮らしだが、一人暮らしをしている兄が二人いる。末っ子。
○熊谷 美穂子(16歳)未来のクラスメイト。
一人称 私
グロデコメグロ小物を愛する美少女。
グロ小物を売ってる店でバイトしている。店主は美人なセクハラ女性。
竜神についでコミュ力が高く、いつもニコニコして優しい、女の子らしい女の子。でも怒ったら怖い。
女になりきれない未来を心配している。
さっさと自覚して欲しいし、自衛するところはちゃんとして欲しい。わざわざ遠くのトイレを利用したり、体育の着替えをトイレでしている不便な生活も改善してあげたい。
竜神(ヤクザ顔)、浅見(チンピラ顔)、達樹(ヤンキー顔)、百合(悪役顔)と、ことごとく見た目が怖い中、ふわふわした唯一の癒しポジション。
美穂子が居ないと未来がヤンキー共に取り囲まれた可哀相な女の子に見えてしまうので団体行動する際は欠かせない子。
大学生の姉と小学生の妹がいる。
脇役
○佐野 良太(16歳)未来の親友。クラスメイト。
三度の飯より美羽(彼女)が好きな男。
小学校時代からずっと未来と同じクラスだったという奇跡的腐れ縁の親友だが、美羽が嫌がるからと徹底的に拒絶中。
未来が絶世の美女に変わったとは言えども、十年間一緒に居た未来と言動がまるかぶりしてるので異性とは見ていない。
「体が小さくなったから物音にびびって抱き付いていっても男を押し倒せなくなったからよかったな。中学の修学旅行の肝試し中ビビリすぎて押し倒してしまった友達(自分)もろとも崖から転がってそこそこ大きい怪我して肝試しイベントを全面禁止にさせて後輩の恨みを買った事件が懐かしい死ね」程度の認識。
○美羽(16歳)
良太の彼女。超可愛い未来が良太の周りをうろうろする(しかも二人きりになろうとする)のでピリピリしてる。
手術して一ヶ月間程度は生前の未来の姿が被ることもあり、気にしないようにしてたけど、徐々に女の子にしか見えなくなってきて不安になってきた。三人でいると完全に未来の引き立て役になるのも嫌。
○冷泉 三郎(18歳)高校三年生。
財閥の御曹司。変態。萌えに貴賎が無い。未来に罵られたい。
未来の一人称視点が多いので、書けていない部分を一気に補足しました。
達樹のエピソードはスピンオフに掲載していたのですが達樹が余りにも不人気キャラですので笑 今は削除して美穂子と百合の説明を増やしています。
いつか番外編か拍手で再掲載したいです。